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枕とあごの関係について

薄くて固めの枕と、薄くてふわふわの枕、二つ持っていて、重ねるとちょうど眠りやすい高さだなあと思って愛用していたのだったが。

最近、寝て起きた後にあごが疲れているのが気になっていた。
どうも寝ている間にかなり強い力で歯を噛み締めているようなのだ。
10年位前に歯医者さんに歯ぎしりの癖を指摘されて(自覚はなかった)、対策として寝るとき用のマウスピースを作ったこともあったが、使ってみると違和感が強すぎたので、結局その後は放置していた。

このごろは自分でもわかるほどあごが疲れている。今さらマウスピースを使うのは嫌だし、困っていたのだったが、ある日ハッと思いついて、枕の高さを半分にして寝てみたら、翌朝はあごの疲れが激減していた。

よく「歯ぎしりの原因はストレス」なんていうけど、そんなあいまいなことではなく、物理的な原因だったのだ。枕が低いと眠りに入るときは少々落ち着きが悪いが、あごのことを考えたらそのくらいはどうってこともない。
生活改善の工夫の余地ってあるもんだなー、と思った。

シェアサイクリング

「シェアサイクリング」というのを使ってみたいなと思っていて、とりあえずスマホアプリをダウンロードして、利用登録だけしてあった。
あちこちの公共施設やコンビニなどがステーションになっていて、そこにレンタル用の自転車が何台か用意してあって、ステーション間であれば、どこでも借りて、乗り捨られるサービス。観光地でみかけたことがあったけど、観光地じゃない千葉市でも使えるようになったとは。。。
ただ、うちの最寄りのステーションが少し遠いのと、サイトが重くてやや見づらいのでなかなか実際には利用できてなかったのだったが、暖かくなってきたし、思い切って今日、借りてみることにした。

最初使い始めるまではちょっと手間取ったが、一回理解してしまえばなんてことはなく、自転車もきれいで快適だった。料金は15分ごとに60円。気持ち良くぶんぶん飛ばして、結局16キロ、2時間も走りまわった。千葉市はアップダウンがとても多いのだけど、電動自転車だから楽ちんだった。でもわたしは道をよく知らないので、電動だと速すぎて、目的地を通り過ぎたり迷子になったりしそうな不安はあった(まあ道はスマホですぐわかるし、なにしろ速いんだから間違えたら戻ればいいのだが)。

自転車はメンテナンスするのが面倒で、最近は持っていなかった。レンタルをうまく使えば行動範囲が広がりそう。もっとステーションが増えるといいな。

https://www.hellocycling.jp/

井の頭公園

東京での用事の帰りに、天気が良かったのでどこか寄り道したくなった。
先日渋谷に行ったばかりなので、今日は井の頭公園に行くことにした。
桜はまだだったけど、さすがは井の頭公園で、たくさんの人がそぞろ歩いていた。空いてるベンチを見つけてドーナツを食べていると、日差しで膝がじわじわ熱くなった。池はスワンボートで大混雑していた。これほど賑やかな公園ってほかにあるだろうか。
外国人観光客はここにもたくさんいて、せっかくの旅行なのにわざわざ公園に来なくても、、、と一瞬思ったが、まあ日本人でも公園をぶらぶらするのは気分転換になるし、ニューヨークに行ったら一応はセントラルパークに行っておきたくなるようなものかもな、と考えて自己解決した。
しかし観光客、浅草とか銀座とかだけじゃなくて吉祥寺にも来るんだな。。。あ、そっか、ジブリがあるからかな。

うつ病九段

先崎学著「うつ病九段」という本を読んだ。うつになった将棋棋士が復帰するまでの闘病記。辛い内容なのだけど、理路整然と、かつ淡々と書かれていて読みやすかった。本当に死にたいわけではないのに自殺しそうになる心理、入院はとにかく自殺させないためなのだということなど、いろいろ参考になった。とくに、回復期に会った人たちの言葉や行動に対してどういう気持ちを抱いたか、という部分が興味深かった。
以前、大学のサークルの同期と集まって飲み会をしたら、なんと参加者の半分以上がうつの薬を飲んでいた、ということがあった。アーティストでうつの人は多いけど、会社員でも同じなんだと思った。それぐらい珍しくもない病気だけど、当事者に話を聞いても理解するのは難しい。
うつの人って、自分がうつであることをなぜか妙に強くアピールしてくることが多いなあと思っていた。だけどそう言われても、こっちは医者じゃないしどうしようもないよな、、、といつもモヤモヤしていたのだったが、ああいう場合は、相談に乗るとかじゃなくて、その人がみんなから必要とされていることをただ伝えてあげれば良かったのかな。

渋谷

用事のついでに渋谷に行った。渋谷に行くのは久しぶり。土曜の夜でもあり、さぞかし混んでるんだろうなと気構えていたのだが、なんだか以前より人が少なくて歩きやすいような感じがした。
井の頭線の「明日の神話」の前の通路のガラス窓から、外国人観光客が熱心にスマホでスクランブル交差点を撮影していた。びっくりしたのは、109-2の名前が変わってたこと。大学時代はあのビルの中の安い店でよく買い物していた。
しかしとくに行きたいところがあるわけでもなかったので、なんとなくドンキに入った。移転してたのも知らなかった。文化村の前にあった店舗に昔最初に足を踏み入れた時は、埃っぽくて、胡散臭い雰囲気で、ドキドキした覚えがある(いまはどこの町にもドンキがある感じで、珍しくもなんともないけど)。
新しい店舗は日本のチープな土産物がメインで、外国人専用のレジがあり、お客さんも外国人だらけだった。ふーん、こういうのが受けるのかあ、と興味深く眺めた。ソウルの南大門市場や、ラスベガスのお土産屋さんに行った時を思い出し、自分まで海外旅行に来たような気分になった。(地下の生鮮食料品売り場で、すごく大きなブロック肉が売られていた。あれは観光客向けじゃないと思うけど、、、いったい誰が買うんだろう?)

AI vs.教科書が読めない子どもたち

新井紀子著「AI vs.教科書が読めない子どもたち」を読んだ。
東大入試合格を目指したAIの開発は、MARCH(明治・青学・立教・中央・法政)ラインに達したあたりで中止された。その過程で明らかになったこと。
AIは、試験問題の文章の「意味」を理解することはできないので、単語の数や文章の長さなどのデータをたくさん集めて、確率・統計的な手法で、正解らしい答えを導き出していた。そんな機械的なやり方なのにMARCHレベルの成績を取れるということは、ほとんどの受験生はじつは問題文の意味を読み取ることができていないということだ、という話。
受験生にできないなら、ほとんどの大人もまた、文章が読めていないということになる。文章で正確に意思疎通をすることは、思われていた以上に困難なことなのだ。
今は、ネット上で文章だけでコミュニケーションをとる機会も多いのに、恐ろしすぎる。

で、わたしが大学に入れたのは、問題文が読めていたからなのだな〜、と改めて思った。
わたしは頭はそこそこ良い方だとは思うけど、あまり勉強しなかったし、学力は高くない。
本を読むのが遅い上に、記憶力が悪く、たくさんの情報をインプットするのが苦手。いくつかのタスクを同時進行でこなすことも全くダメだ。
そのかわり、文章のおおまかな要点を把握したり、意図を読み取ったりするのは得意だった。
わたしは入試問題と相性が良かったんだな。

引っ越し手伝い

明日は妹一家の引っ越しなので、荷造りの手伝いに行く。実家から両親も参戦。
この一週間は、ほぼ毎日妹宅に手伝いに行っていた。
急に決まった引っ越しだったので、決めなきゃいけないことや手続きなどが多すぎて、妹は見るからに睡眠不足で食欲もないみたいで、心配だった。
それでもなんとか夜までに目処がつき、出前をとって食べた後、退散。
引っ越し当日はそんなに人手は要らないから、わたしの出番はここまで。
両親は近くのホテルに泊まって、明日も引き続き、掃除や部屋の引き渡しなどの手伝いをする模様。
(これなら運送屋の荷造りサービスを使えばむしろ安上がりなのでは?と思ったけど、引っ越しシーズンの運送屋の人手不足が社会問題になってるしなあ。。。)

さつまいもごはん

最近、ごはんを炊くときはほぼ必ずさつまいもを炊き込んでいる(塩とお酒を少々混ぜて)。
さつまいももいろんな品種が出ていて、どれもとても甘いのだけど、いろいろ試した結果、「シルクスイート」で作るのが一番好みだとわかった。
おいもの質感ががなめらかなせいか、いい感じにごはんにからまってモチモチになって、超おいしい。

東京的なもの

夕方、大鹿さんから電話があった。松本に移住した原田さんが上京して来ているのだという。アート・バースディの搬入で、まさに東京に行くところだったから、搬入をすませたその足で、二人に会いに行った。

原田さんに会うのは2年ぶりで、うれしくて駅前で抱きついてしまった。
大鹿さんちの近所のお好み焼き屋でさっそく馬鹿話をしながら、新入りの店員さんが、店主にあーだこーだ言われながら焼いてくれるのを優しい気持ちで眺めた(店主は月島出身で、子供時代のクラスメイトはみんなお好み焼き屋の子だったそうな)。

そのまま、大鹿さんちに泊めていただくことになり、馬鹿話のつづきをたっぷり。
本当に内容のない、くだらない話ばかりなのだけど、純粋な馬鹿話は、気の合う人としかできないものだと思う。腹筋が痛くなるほど笑い転げた。
世間話や、時事ネタ、人の噂話などは場数をこなせば身につくコミュニケーション・スキルだし、趣味の話は趣味が合いさえすれば誰とでもできる。馬鹿話は、それが純粋であればあるほど、誰とでもできるものではない。

原田さんは東京的なものに飢えているようだった。松本はかなり綺麗で文化的な街だけれど、それでも物足りないところがあるらしい。
最近松本にもイオンが出来て(賛否両論あったらしいが)とても賑わっているそうだ。東京の人は、地方がどこも同じようになっていくのは残念だと言うけれど、結局イオンは便利なのだ。地方の人たちは、そこにしかない個性を大事にするよりも、他の地域と同じになりたいのが本音なんじゃないだろうか。
そしてそのモデルは東京なんかじゃなく、もしかするとイオンの本拠地である千葉市のようなところなのかもしれない。
わたしは千葉市に住んでいる。千葉はよくダサいと言われるし、松本のような芸術を愛する雰囲気はあまり感じられない。住んでみてわかるいいところもあるが、基本的には自己主張が少なく、ほどほどに便利なニュートラルな街だと思う。

みんなと同じが嫌な人や、地方に居心地の悪さを感じる人は東京に出て行く。東京には綺麗なものだけじゃなく、猥雑なものや汚いものも溢れている。世界中でそこでしか買えないものを手に入れられるお店もたくさんある。それが本当に文化的ってことなんだと思う。
観光でお台場やスカイツリーに行ったくらいでは、東京の本当の力は理解できない。時間をかけて裏路地を歩き、自分で自分の宝物を見つけなければいけないのだから、むしろ不便なくらいだ。

わたしは東京に20年近く住んでいて、その間に自分の好きなものの芽を見つけることができた。いつも家にこもって絵を描いてばかりいたから、千葉に越してきても生活はさほど変わらない。ここは余所者がやってきて近所づきあいしなくても暮らせるくらいには都会で、住みやすい街だ(もちろん、長く住んでいる人たちにはいろんなつながりがあるはずだけど)。
ただ、ずっとこもって作業していると、無性に下北沢あたりをふらふら歩きたくなるときがある。時々は東京的な空気をチャージしないとダメなんだろうなと思う。

ドクターマリオ

年末年始は実家でのんびり美食三昧。
なぜか置いてあったニンテンドークラシックミニ(昔のファミコンの復刻版)に軽くはまってしまった。

ファミコンが流行りだしたころは小学校低学年で、つまりブームど真ん中世代だったのだけど、自分でやるより、近所の男の子たちが華麗に敵キャラをやっつけるのを傍で眺めるほうが好きだった。敵にやられるのが怖かったから。

復刻版のソフトのラインナップは、1983〜93年まで、計30種類もあった。でも知ってたのは初期のほんの一部だけ。83〜85年のものは全部見たことがあったけど、86年のものはタイトルを聞いたことがあるかな?という程度だった。そのころちょうど小学校高学年になって、放課後に男の子と遊ばなくなったというのがわかる。

今回はまったのはドクターマリオという、90年発売の落ちものゲーム。シンプルだけど中毒性があって、やってるとあっというまに時間がたってしまう。わたしは全く知らなかったけれど、主婦層から絶大な人気があったそうだ。そうそう、こういう敵キャラが攻めてこないゲームがいいんだよねー。

なべ会

ここ数年、同じ沿線に住んでいる高校時代の友人たちと、毎年自宅でなべ会をしている。
忘年会とか新年会である必要もないので、寒くなってきた11月ころに声をかける。
とくに目新しい話題もないが、気兼ねもなく、まったりのんびり家飲みするのが楽しい。料理に手をかけようとか、ちょっと上手なところを見せようとか考えるタイプが一人もいないので(つまり鍋奉行がいない)、ほんとに材料を切って煮るだけ(それでもじゅうぶん美味しい)。今年は、ふだんほとんど料理をしない友人Iが白菜などを切ってくれたのがハイライトだった。

なべ会にあわせて部屋を掃除するので、年末の大掃除もラクになって一石二鳥。年末の水仕事は寒すぎてつらいけど、秋のうちならそうでもない。

肺活量

人間ドックに行った。
毎年診てもらってた近所の病院が、なぜか今年は人間ドックを中止しているというので、ちょっと離れたところにある別の病院に行った。国保のドックなので金額も同じだしメニューも同じなのかと思ったら、検査項目も方法も微妙に違いがあって面白かった。あと検査後の食事が豪華で美味しかった。

わたしは骨密度がとても高いらしく、毎年看護師さんが感心してくれて、他の看護師さんまでどれどれと結果を見に来たりするほどなのだけど、今回は骨密度の測定がなくてたいへん残念だった。

驚いたのは肺活量で、5リットル以上もあった。アスリート並。
絵なんか描いてないで、今からでもトランペッターとか目指すべきなんじゃなかろうか。
去年は3.5リットルくらいだったのに(それでも多いほうだったはず)。
今年は看護師さんがオーバーアクションで「吸ってー、吐いてー」とやってくれたのと、たしか去年は座って測定した気がするので、そのせいなのかもしれない。

インフル注射

今年は早めにお医者さんに行ったら、空いていて良かった。
去年はとても混んでいて、待合室でなにかのウイルスをもらいそうで気持ち悪かった。
でもなんだか今回の注射はいつもより痛かった気がする。時間が経ってもずーんと重く、にぶい痛みが続いている。

運動会

姪っ子の運動会の見物。去年も見に行ったので成長がよくわかる。とくにダンス、キレがとても良かった。

いまだに、わたしが子供だった頃と同じ曲を使って体操をしているのには驚いた(アレンジは違うけれど)。
それだけ当時から良いものを与えられていた、ということでもあり、新規参入がいかに難しいかということでもあり。

パパママはビデオ撮影で手一杯なので、甥っ子と遊びながら見ていた。直射日光でものすごく暑く、じりじりと焦げつきそうだったが、たくさん遊べて楽しかった。とくにふみきりごっこがウケた。まわりのシートに座っていた子たちも一緒に遊びたそうにこっちを見ていたけど、わたしはそれでも良かったんだけど、こういう場合どう対応したらいいんだろうなー。

銚子小旅行

ちょこっと銚子に一泊旅行へ。
同じ千葉県内なので、電車も予約などせずに、Suicaで行けて気楽。
銚子駅を降りて駅前広場に出ると、建物が低くて空が広くて明るい印象の町だった。
ここのところずっと天気が良くなかったし、天気予報も二転三転してどうなるかと思っていたが、1日目は見事に晴れて暑すぎるくらいだった。

貸し自転車で漁港や犬吠埼灯台、屏風ヶ浦とひと通り回った。
とくに君ケ浜は絶景だった。もう海水浴客もいなくて海を独占できた。波うちぎわで遊んでいたら、脱ぎ捨てた靴が流されそうになって焦った。
こんな綺麗なところだったら日がな一日でも眺めていたいなあと思った。雨の心配がなければ、もっとのんびり景色を見て回りたかったなあ。。。

泊まった旅館は古かったけど温泉も気持ち良く、魚介類も美味しくて良かった。醤油の産地だけあって、甘さよりも塩っぱさ寄りの味付け。
千葉は素朴でおおらかな土地柄で、ホスピタリティはあまり洗練されてない。観光客向けの施設や文化的な楽しみは少ないし、お土産類も充実しているとは言えない。でもそんなのはもともと期待してなかったし、これだけ景色がきれいなんだから、余計なものはなくていいと思う。

1日目の夜、月にカサがかかっていて、明日は雨かなあと思っていたが、運良く日の出の時間帯は雲が薄くなっていて、太陽が昇ってくるのを見られた。
まんまるなオレンジの太陽が水平線からのぞいて、あっという間に高く上がっていくのを眺めるのは素晴らしかった。快晴じゃないおかげで、光が雲をふちどるのも面白かった。

そのあとは曇ってしまったけど、旅館の前の岩場に降りて、小さな巻貝やイソギンチャクやウチワサボテンを観察したり、近くのひなびた漁村をぶらぶらと散歩したりした。マッチ箱みたいな小さな平屋建ての家々が、まるで貝が波から身を守るように密集していた。
長崎鼻という、海に突き出た地形のところにドラム缶のような煙突のような白い塔が建っていて、なんだろうと近づいていくと、地元の方があれも灯台なんだよと教えてくれた。

ヤマサ醤油の工場に寄って、自分で焼いたおせんべいにいろんなお醤油を塗ったのと、特製の醤油焼きそばとつみれ汁、醤油ソフトクリームを食べて締めた。(醤油ソフトクリームは1日目にも食べた。醤油と知らなければコーヒーみたいな味で、香ばしくて美味しかった)

昼過ぎには雨が降り出した。朝も早起きだったので、無理せずに帰りの電車に乗りこんだ。