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やっぱり飲まなきゃ調子が出ないぜ

今日は『Viva ITALIA!』展のオープニング。3時すぎからギャラリーへ。
また例によって人見知りしてしまって、せっかく来てくださった方とも、ぼそぼそとダークなおしゃべりしかできずにいたのだったが、パーティになってお酒が入るとがぜんエンジンがかかった。
とは言ってもダークな性格がダークでなくなるわけではないんだけど、あっというまに時間が過ぎた。あー楽しかった。ちょうどいろんな人と話がしやすいくらいの人数だったし。
今回ははじめてお会いする人が多くて、新鮮だった。

しかし、ほんとイラストレーターってたくさんいるよなあ~。
最近はわたしの絵を知っているという人が時々いるのですごくあせる。
わたしももっとちゃんとほかの人の絵を見なきゃいけないのだけど、みんなわたしよりずっとうまいし、見ると絶対に落ち込むし…。
だからこういうグループ展に参加して、強制的に、他の人の絵を見なければならない状況に自分をおいこまないといけない。
それにしても先日のDreaming展のオープニングの日は疲れ切っていて、最後までうすらボケっとしていたのでもったいなかった。
常に飲めるコンディションを保ちたいものだなあ。

『Viva ITALIA!』展

どうにか搬入を終えてきた。
思わず電車の中で「お腹へった…」と声に出してつぶやいてしまった。

『Viva ITALIA!』展(外苑前、ギャラリー・ダズル)。

6月24日(火)~29日(日)12:00~19:00 (最終日17:00まで)
生駒さちこ/井出佳美/井上コトリ/岩清水さやか/加藤聖子/くぼたたま/クラハシ ヨーコ/小塚類子/小松容子/斉藤央/さかきくみこ/しあわせかなこ/中村メグミ/中村葉子/nori/橋本尚美/妃呂麿/J.F.クーヤ/ミヤモトヨシコ/ワタナベメグミ

それと、在廊予定ですが、初日24日は3時くらいから、27日は4時くらいから、最終日29日は2時くらいから、ギャラリーにいるつもりです。
ではではどうぞよろしくお願いいたします。

なんだか難しいテーマだったなあ。イタリアって行ったこともないし。
行ったことなくても、食べ物とか美術とかファッションとか車とかサッカーとかいろいろ面白そうなものがたくさんあるのはもちろん知ってる。
お仕事で描くんだったら、求められているのはイメージとか装飾とか図解だから、ゴンドラやらパスタやらオペラやらローマの休日やら、描くべきもの、絵になるものは、いくらでもあるのだけど、ちょっとたくさんありすぎるし、これっていうのを選べるほどの思い入れもない。雰囲気だけで描くのはイヤだなあと思ったら、もう、なに描いたらいいんだか。

それに、イタリアがテーマだと見た人にわかってもらわないといけないし。しかも「Viva」だもん。わたしの絵は暗いのが多いからなあ。。。
イタリアに行ったことがあったとしても、描くのは難しいと思う。だってたとえば「日本万歳!」って絵を描けって言われたらかなり悩むでしょう。
結局、ふだんあまり描かない、「遠近法」と「ファッション」を中心に描いてみた。
でもなにしろ苦手な分野なので、いかがなものでしょうか。。。

トップページ変更

トップページの画像をさしかえました。

こないだの「dreaming」展に出品した絵です。横長~なので、スクロールしてごらんください。
こういうの描いてると、だんだん神経症みたいになってくるんで、もっとあっさりした絵も描きたいのだけど。。。

「dreaming」展、搬出

今日「dreaming」展、終わりました。
期間中、おいでくださったみなさま、お会いできた方もお会いできなかった方も、ほんとにほんとにありがとうございました。

現在、猛反省中です。
恥ずかしさを通り越して怒りを感じている段階で、まだ冷静になれていないのですが、一番強く感じたのは、もっと志を高く持たなきゃいけないということ。
次にどう進むか、よく考えたいと思います。

次回の展示は、今月24~29日、ギャラリー・ダズルさんでの「Viva ITALIA!」展です。そちらもどうぞよろしくお願いいたします。イタリアかあ~。どうしよう…。

考えなきゃならないこと

2時すぎからオーパギャラリーに行く。
わたしの作品がチョイスで入選したのはもう6年も前なのだが、いまだに覚えてくださってる人が多くて、驚いてしまう。

わたしは、ふだん、出力はデザイナーさんにおまかせだけど、こうして展示する以上、印刷や用紙にももっとこだわらなきゃだめだな。そういうことに無頓着すぎるなあ、わたしは。
でも、アドバイスをもらったら、気づいて変えていくこともできる。

内心、絵自体の本質的な力はプリントではそんなに変わらないという気もするけど、プリントにも手を抜かないような気合いがあるとないとでは、結果が大きく変わってくるのだということもわかる。そういうとこでポイントを失うのはもったいない。

とにかく、わたしはぼんやりしていて、あまりにも知識がなさすぎるので、もっと上質なものをたくさん見て、いろんな人にいろんなことを教えてもらって、そしてよく考えよう。
同時に、自分の作品にもっとしっかり自信をもてるようになりたい。

大学時代のサークルの友人たちと食事したあと、来月末のイベントの下見&打ち合わせのため、竹芝の会場へ。
竹芝っていうからもっとピカピカした今風のお店を想像してたら、レトロでゴージャスで、ありし日の六本木「将軍」を思い出す感じだった。
場所に特徴がありすぎて、うまく使うのはけっこう難しいかも。
今回は、主催のかたがすごくパワフルなので、参加してみることにしたのだが、まだ、いろんなことが未知数な感じ。良いほうに転ぶといいなあー。

今のところ作家は35名ほど。絵画、イラスト、写真、彫刻などいろんな分野から。他にダンスとかパフォーマンス、DJとかも入るらしい。
わたしは、また立体やるよー!
とにかく、会場でみなさんにお会いするのが楽しみ。

しかし、今年はもっと引きこもって暮らすつもりだったのだが…。いったいどうなっているんだろう??

明けない夜はない

延び延びになっていた、朱川湊人さんの「オルゴォル」の挿絵の連載が、7/1からスタートすることになりました。鳥取の「日本海新聞」さんと「大阪日日新聞」さんに掲載されます。
鳥取と大阪のみなさま、どうぞよろしくお願いします。

「dreaming」展は、昨日からどうにかはじまりました。
いやあ、ほんとにもう、はじまらないかと思った。。。はー。。。
月曜か火曜に(←曜日の感覚がなくなってた)首を寝違えて、それが肩こりとごっちゃになって、たいへんつらかったのだけど、オープニングパーティから帰宅して、バッタリ倒れて、16時間くらい眠ったらスッキリ治ってた。睡眠って大事だなあ。

『dreaming』~夢みるとき~ 展、在廊日について

今週の金曜日から、また展示がはじまります。いつもの、オーパ・ギャラリーさんで、来週の水曜までです。5人展でスペースを広く使えるので、今回はいつもより多く、5作品出展します。

オーナーさんからのお題が「dreaming」という乙女なテーマだったのと、先日K先生に「少女の夢を忘れないように」とのお言葉をいただいたこともあり、だいたいそんなようなイラストを、今、例によっておおあわてで描いています。
夢ってなに?少女ってなに?といろいろ考えたのですが、それについてはまたこんど書きたいと思います。

で、在廊予定なのですが、オープニングの日(6日)は3時くらいから最後までギャラリーにいます。10日は2時くらいから夕方までいるつもりです。それから、最終日は、搬出もあるので、夕方くらいに行きます。他にも土日のどちらかに、できれば顔出ししたいと思っています。
もしご連絡いただければなるべくその時間にいられるように調整します。
変更があったらまたこのブログでお知らせします。

ではでは、ぜひ遊びにいらしてください!

『dreaming』~夢みるとき~ (表参道、オーパ・ギャラリー)。
6月6日(金)~11日(水)11:00~19:00(最終日17:00まで)

プリントゴッコ販売終了

プリントゴッコ本体が6月で販売終了だって!
しばらくはインクとか消耗品の販売は続けられるらしいけど、これは…、大激震だな…。
諸行無常というかなんというか…。
一つの画材がなくなってしまうということは、おそろしいことだ。
わたしは今はほとんど使ってないけど、ほんとに面白い画材だったのに!
プリントゴッコって大きいのでもB5までだったから、せめてA3くらいまで作れるともっといろんな使いみちがあったのだけど。
でも、今のうちにインクとか買いだめしておこうかな…

予想外

きょうは小説の挿絵の仕事でアメリカの大統領選の絵を描いた。
まったく、予想できないような、いろんな注文があるものだ。ゲラ読んだときはあたまを抱えたが、でもどうにかまとめられた気がする。
自分で守備範囲を決めちゃいけないなとつくづく思う。

ニューヨーク、ロンドン、東京

先週、今週とちょこちょこギャラリーめぐりをしている。
今日は、去年NYでお世話になった、渡辺啓子さんの個展に行った。(六本木、ギャラリー金輪)
さすが、あちらでご活躍されてるだけあって、エネルギーがすごかった。

それから、galleryROCKETの、せきなつこさんの個展に行った。
先週、大学のサークルの同期のRyu Itadani君の展示を見に行って知ったのだけど、せきさんも、やはり同じサークルの同期で、いまはロンドンを中心に活動されているそうだ。絵もとってもカッコ良かった。
正直言って、名前はなんとなく覚えてるけど‥? という感じだったのだが、
ぐうぜん、ご本人にお会いできて、顔をみたら思い出せた。
外国で描いてる人の絵は、日本で描いてる人とくらべると、なんかちょっと空気感がちがう感じがする。

デミオくんとわたし

マツダ・デミオのサイトの、エコドライブ・キャンペーンのイラスト描きました。

わたしはゴールド免許を持ってるんだけど、完全なるペーパードライバーなので、車の分類というと、バス/トラック/タクシー/それ以外、というおおざっぱな認識で、目の前を走る車をみても、車種etc.という情報は全く読み取ってなかった。(そうやって読み取れてない情報というのが世の中にはたくさんあるのだ)
今回デミオをデミオらしく描くためにいろんな車をじろじろ見たりした。
こういうお仕事をすると、今まで興味がなかったことに興味が持てて良い。

広告マンにとって、車をキャラクター化するということはごく当然のことらしい。
見るほうも、車に顔がかいてあるのを自然に受け入れてしまうのだから、すごいなと思った。実際車に乗る人は、マイカーを擬人化していたりするのかもしれないけど。
わたしなどはつい「車に顔なんかないのになあ」と思ってしまう。
だって、ないものを描くのは大変なことなのだ!今回もけっこう試行錯誤した。
それでもやっぱり、キャラクターというものには親しみやすさを感じる。それはなぜだろう。慣れの問題だろうか。愛だろうか。国民性もあるのだろうか。興味深い問題だと思う。
でもたしかに車以外に人間のキャラを出したりすると説明がかえってややこしくなるのだ。

押し入れ発掘

土曜日は、大鹿さんのお絵描き教室に参加。
大鹿さんは何冊も絵本も書かれているし、絵のタイトルも詩的でとても素敵だ。
今日は、身のまわりから感じたことを言葉にする練習をした。
考えてみれば、わたしは、自分の思ったことを言葉にするのはまあまあできるけど、まわりの状況を言葉にすることはほんとに不得意なのだなあ。

それから、そのまま実家に帰った。タケノコの美味しい季節なので…。

実家の押し入れには、わたしが子どものころ描いた絵や工作がみんな取ってある。
それで日曜日は、押し入れの中を発掘していた。(ほんとは、タケノコより、こっちがメインの目的なのだった。)

幼稚園のころ、お絵描き帳をすごいはやさで消費していたおぼえがある。
でも、幼稚園児なりに、描き方を工夫していた記憶もあって、いまでも、絵を描きながら、この描き方は幼稚園のときと同じだなー、なんて思うことが時々あって、その確認をしたかった。
30年近く前のノートだけど、ペンのインクの色もまだあざやかで、なかなかかわいらしい絵がならんでいた。
もっと小器用な子どもらしくない絵を描いていたような気がしていたが、意外に素直というか、やっぱり幼稚園児は幼稚園児なのだなと思った。

絵本もたくさん出てきたので、宅急便で東京に送ってもらうことにした。
チャイクロとか、すごく良く読んでたなあ。でも、12冊くらいのセットだったなかで、「かたちといろ I、II」「つくってあそぼう」の3冊だけは絵まではっきり覚えてたのに、それ以外の「のりもの」「どうぶつ」などの本の記憶はまったくなく、あきれてしまった。
ほんとに、絵を描いたり工作したりするのが大好きで、そこに興味が集中していたのだ。三つ子の魂百までというけれど、ほんとにこわいくらい、そのとおりのようだ。

小学生のときのノートには、いろいろお話を作ろうと試みた形跡もあり、そんなことは完全にわすれていたので驚いた。
あまりに支離滅裂すぎて、解読するのが困難なわりにあまり面白くなかったけど。
書いたころは自分なりに筋が通っているつもりでいたはずだったのになあ。

「タタリの学校」の見本を両親に渡したら、うれしそうで、良かった。
こんな稼業をしていると、両親には心配かけっぱなしなので。
「タタリの学校」と同時に出た、シリーズ第2巻「ノロイの怪魔」も読みおえた。
このシリーズは一冊ごとにイラストレーターが違うので、それも面白いところ。
「タタリの学校」は、学校という、閉じた空間のなかの恐怖だけど、「ノロイの怪魔」はちょっと視界が広がって、中学生や大人が出てきて、それはそれで怖い。化け物とかよりも、となりにいる人間が怖い、っていう感じは共通していて、登場人物が1巻と2巻で微妙に重なってるのも面白いので、ご興味のある方はこちらもぜひ。

怪異伝説ダレカラキイタ?〈1〉タタリの学校 (怪異伝説ダレカラキイタ? 1)

  • 作者: 加藤一,岩清水さやか
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本

怪異伝説ダレカラキイタ?〈2〉ノロイの怪魔 (怪異伝説ダレカラキイタ? 2)

怪異伝説ダレカラキイタ?〈2〉ノロイの怪魔 (怪異伝説ダレカラキイタ? 2)

  • 作者: 加藤一,こさささこ
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本

で、今日、おみやげにゆでタケノコを山ほどもらって東京に帰ってきた。
JR京葉線の特急は、すいてるときに乗ると、東京湾や、工場、倉庫の屋根を見下ろしながら、なめらかに空を飛んでるような気分になれる。

タタリの学校

先月、意識もうろうとなりながら作業してた児童書『タタリの学校』の見本ができてきた。
なかなかいい感じじゃないか~。でもほんと大変だったな…。

描いてるときはそんなにこわいとは思ってなかったのだが、こうしてできあがってみると、けっこうヤバい。表紙とか、なにがこわいんだかわからないけど、顔の色が半分ちがってるし。
わたしが小学生なら、ぜったい読めなかったと思う。
というか、この本が置いてある部屋に入れなくなってたと思う。
なんかとんでもない妖怪変化が出てくるわけではないし、血みどろスプラッタみたいな残酷なこわさでもないんだけど、そこはかとなくブキミだったりシュールだったりで、大人が読んでも面白いです。
…そう、学校ってさ、こわいとこだったよね…、って気分にひたれます。

さしえたくさん入ってますが、わたしとしては、見返しの絵が気に入ってます。
編集Eさん(すごい凝りようでした!)にはほんとにお世話になりました。
というわけで、怪異伝説ダレカラキイタ? 1『タタリの学校』(加藤一さん/あかね書房)、来週21日に発売だそうですので、どうぞよろしくお願いいたします。

『dreaming』展

つぎの展示は6月末とお知らせしましたが、その前にもうひとつ、グループ展、やることになりました。

『dreaming』~夢みるとき~ 表参道、オーパ・ギャラリー
6月6日(金)~11日(水)午前11時~午後7時(最終日午後5時まで)
安藤忠/岩清水さやか/eto/おうみかずひろ/佐々木一澄

5人展ということで、ひとりあたり5点ほど作品を制作します。
このところ1点だけの展示が多かったので、わざわざ来ていただくのが申し訳ないような気がしてたのですが、こんどは、すこしまとめてお見せできます。
いま考えてるのは、夢は夢でも「少女の夢」ということで描いてみよう、と。
先日、K先生に「少女の夢」を忘れないように、というお言葉をいただいたので。
少女というのがなんなのか、わたしの中ではややあいまいなのだけど。

ちなみに、個展はまだ先、来年か再来年くらいにやりたいと思っています。
それまでは、あせらずに、グループ展をたくさんやって仲間を増やしたいです。
個展やるならコンセプトを練りに練って、立体とかガツンと作り込んで、イラストレーションということにとらわれずにやりたいです。額に入れて展示するのは一度やったからもういいかなと。

それとはべつに、ギャラリーカフェとかでリラックスした展示もやってみたいけど、わたしの絵は、おしゃれカフェのゆるーい雰囲気にはあんまり合わないだろうなあ…。
去年のニューヨーク展の絵も、日本ではまだ展示してないし、作品のストックがもう少しできたら考えようと思います。