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本気で結婚したい人のお見合い活動マニュアル

先月から今月頭にかけて、たいへんな思いをして仕上げた本の見本がもう届きました。『本気で結婚したい人のお見合い活動マニュアル』(山田由美子さん/飛鳥新社)
なんとなんと、いまはやりの婚活本!
このテーマにわたしの絵でいいの?って感じだけど、そこはほら、プロなんでね(笑)
表紙、カバー、帯のみならず、カットやらすごろくやら、イラストたっぷり入ってます。
レジに持っていくのを恥ずかしがらなくてすむ装幀を目指したんですがいかがでしょうか。

婚活って、受験や就活なみに気合い入れないといけないらしい。人生かかってるし。
就職はフロムエーで適当に決めちゃったわたしが言っても説得力ぜんぜんないけど、この本の通りに行動したら(超大変だけど)たぶんほんとに結婚できるんじゃないかなあ。
著者の山田さんは本物のお仲人さんなので、読むとお見合い現場の迫力が伝わってきます。女性向けの体裁ですが、男性にもおおいに参考になると思います。
結婚相談所の選び方とか、なぜデート代割り勘はだめなのかとか、絶対に言っちゃいけない言葉とか、プロポーズのタイミングまで解説してあるし。

書名にもあるとおり、「本気で結婚したい人」のための本ですが、そこまで本気ではなくても「こんな世界があるのかー」って感じで面白いと思います。
26日か27日までには店頭に並ぶようです。

本気で結婚したい人のお見合い活動マニュアル―ここまでやるかカリスマ仲人おばちゃんが放つ婚活必勝バイブル

    • 作者: 山田由美子
    • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
    • 発売日: 2008/09/25
  • メディア: 単行本

このごろ妹がお嫁に行ったり、身の回りで妙にその手の話題が多いのだが、わたしはといえば、結婚というものに良くも悪くもイメージがわかないので。。。(なんて言ってると山田さんに怒られてしまいそうだなあ…)たまに、素敵なご夫婦に会う機会があると、確かにちょっといいなあと思うけど。

まわりに既婚者が多いコミュニティにいれば、影響されて結婚したくなるものなのかも。
だから、我こそは!という既婚者の人が、ブログとかで素敵生活ぶりをアピールしたら、影響される人がたくさん出てきて、じわじわと少子化対策になるんじゃないですかね。

わたしはだいたいイラストレーターなんかやってるのはダメ人間に決まってるし、ダメ人間はダメ人間なりに、半端者として生きていくしかなかろう、と思ってたのだが、最近は、結婚して真っ当な人生設計をしてる同業者に会う機会が多くなり、心の底から驚き、かつ混乱してるところ。
イラストレーターだからって、ダメ人間だとは限らないんだねえ。。。

ひと山越えた

夏休みの宿題を、さっさとやるタイプだったか、最後にあわててやるタイプだったか?っていう質問がよくあるけれど、あの質問をする人は、「最後までやらずに新学期をむかえる」という選択肢を思いつかないのだろうか。
宿題って、やらなくてもけっこうどうにかなるものなんだけどね。

でも大人になったら、やることはちゃんとやらないといかんのだ。
昨日はカウパレードのオープニングセレモニーだったが仕事で行けず。すでに終わった仕事より今やってる仕事のほうが大切なのでしかたない。

ときどき頭の中真っ白になったりしながら、えんえんと描き続け、どうにか今朝がた、ひと山越えた。今日は睡眠、睡眠、睡眠。。。
昨日入稿した単行本は、今月下旬発売の予定。きっといい本になると思う。

で、今だから白状すると、、、
じつは先週土曜はお絵描き教室の合宿に行き、火曜は友人Kの芝居を観に行った。プチ脱走。だけど、今後の参考のためにこれだけは絶対に行っておきたかった。
行っても行かなくても納期がギリギリになるのはたぶん変わらなかっただろうけど、ご心配おかけした方、申し訳ありませんでした!(…こういうことって、ずっと秘密にしておくべき?)

あともうひと山。〆切いくつかと、展示の準備。
この山を越えたら、海に行きたい。もう秋だけど。それから、ギョーザ作ったり、漬け物作ったり、面倒くさいことをしたい。いろんな方の展示を見に行けなかったり、飲み会のお誘いを断ったり、不義理を重ねてしまっているので、それも挽回していきたい。
でもそのまえに、普通のひきこもりに戻りたいかも…。

錯乱

描いても描いても描き終わらない。なんなんだこりゃどこから順に手を付けていいかわからなくなってきた。あれれー?
あまりに終わらないので、なんだかさぼっているような錯覚におちいりそうになるが、そんなことない、わたしずっと描いてるもん。。。

心の闇ドロドロ

絵本の打ち合わせ。
今まで企画を友人Kに一任していたが、それではうまくいかないことがわかったので、わたしもアイデア出しに加わることになった。

ふだん小説の挿絵を描くときは、作家さんからもらった原稿にあわせて描く。
その制約の中で、いろいろ試したり、新しい引き出しを見つけたりするのだが、わたしがストーリーにかかわることはないし、そんなつもりもまったくない。(連載だと、わたしの絵が自然にストーリーに影響することもあるけど)読者にとって絵はおまけだし、基本的に、作家さんのほうが絵描きより断然えらいのだ。

でも、今回は、それと同じつもりでボーッとしていたらいけないのだった。
絵本にもいろんな作り方があるだろうけど、今回の場合は、わたしも、やりたいことをまず前面に出して、作る動機を二人がちゃんと共有しないと、企画自体が動き出さない。

わたしたちは絵本に興味があったわけではなく、子どもにすごく関心があるわけでも、どうしてもやりたいことがあったわけでもないので、これに気づくのに時間がかかった。

文を書く友人Kはもともと親友なので、文と絵の立場が完全に対等なのが面白いところ。
なれ合うってことは二人の性格上あんまりありえないし、そんなゆるいことしてたらまず形にならないだろうと思うが、時々ケンカ腰になったり、鬱になったりして、すでに心の闇がドロドロ出てきている。友だちと仕事するって難しいな…。言いたいこと言えるのはいいのだけど。

友人Kと作る以上、どっかに友人Kの本業とリンクする内容にしたいと思うが、わたしはやりたいイメージをぱっと相手に伝わる言葉で表すのが困難なので、とりあえず絵を描いてみてから考えなきゃいけない。それには時間が必要だ。(絵の題名も、たいてい描いたあとで適当に思いつきでつけているし。)

企画を立てるなんて、いままで考えたこともなかった。
でも、ふたりともいわゆる絵本作家ではないし、絵本に生活がかかっているわけでも、どうしても絵本を作りたいわけでもないから、つまんない企画しか出せなかったら、わざわざそんなものを世に出す必要もない。さらに言えば、たとえ企画が面白くても、わたしが描く理由がなければ、描かない。

うーん、それはプロの仕事のやりかたじゃないと思うが。。。(笑)でも今回はどうやらそういう考え方しないと始まらないみたい。
編集さんがすごく理解のある方なので、それに甘えさせていただいて、あせらずに、時間をかけてゆっくり考えて、後に残るような作品を作りたい。

「オルゴォル」掲載、新たに決定!

きゅうきゅういいながらやっとこさ三分の一まで来た、新聞小説「オルゴォル」、「大分合同新聞」さんで9/11から、鹿児島の「南日本新聞」さんで9/25から、新たに連載されることが決まったそうです。わーわーわー!

わたしは九州には行ったことがないけど、大分と言えば学生時代、大分出身の後輩(今はロンドンでダンサーをしている)が、名物「とり天」を振る舞ってくれた思い出がある。あれは美味しかった。作り方聞いたのに忘れてしまったけど、また食べたいなあ。。。

鹿児島はこの小説の主要な舞台なので、掲載が決まってほんとに良かった。でも地元の方が見ると思うと、嘘描けないな(笑)。
連載終わったら、九州に旅行に行ってみたくなっちゃったー。
ではでは、大分と鹿児島のみなさま、どうぞよろしくお願いします!

良いニュース!

「怪異伝説ダレカラキイタ?タタリの学校」の重版決まりました!わーわー!
加藤一さん、あかね書房さん、そしてお買い上げの皆様、どうもありがとうございます!

怪異伝説ダレカラキイタ?〈1〉タタリの学校 (怪異伝説ダレカラキイタ? 1)

  • 作者: 加藤一,岩清水さやか
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本

この臨時収入は、発泡スチロールのかたまりに化けます。そしてその発泡スチロールは来月のGEISAIに出展する作品に化けます。
他の画材、搬入経費も含めると、ちょっとした個展くらいの予算をつぎ込む予定です。1日限りだけど来場者数は個展とは比べ物にならないので、ここはどーんとね!
皆様ぜひぜひ、9/14は東京ビッグサイトに足をお運びください。
でかいから展示後の保管がたいへんすぎるので、今回の作品には値段をつけます。自宅に置いておくより、しかるべき方に買ってもらったほうが状態よく保てると思うので。
でもねー、、、買えるもんなら買ってみてって感じ。なにしろでかいのよ~。

ここのとこ、お盆進行と年末進行がいっぺんに来たみたいな忙しさが続いている。
GEISAI抜きにしたとしてもかなり。。。ていうか、お盆っていつから?
どうにか時間をやりくりして、今日はやっとこさ牛塗り2回め。
でもやっぱり、リキテックスの発色が読めないのが痛い。わたしが使うとなんだか濁った感じの色になっちゃうのだ。いつもの画材の長所を再確認できたのはよかった。
でもリキテックス、使いこなしたいなー。

汗と絵の具まみれになって倉庫の外に出ると、お台場の観覧車がピカピカ光ってた。
まぶしすぎるぜ。。。

エミリー・ウングワレー展

今日が最終日なのであわてて新国立美術館に見に行く。わたしはこういう絵はとても好き。生命力、エネルギーのあるものに人は引きつけられる。エネルギーは、思いの強さで、思いの強さは、内的必然性の強さだ。
たぶん西洋哲学なんか知らないアボリジニーのおばあさんがあんなものを作ったんだから、そりゃあ美術界が騒然となったというのも当然だろう。

でも最初にキャンバスに描いた作品からいきなり注目を集めたなんてちょっと不思議だ。
単純に、だれか仕掛けた人がいるということだろうと思う。砂漠の真ん中に住む80歳のおばあさんに特大のキャンバスと制作スペースを与えた人が。
ちゃんと応えたエミリー・ウングワレーもすごいなあと思うけど。
説明文にはアボリジニーのための教育プログラムとしか書いてなかったが、そこのとこをもっと突っ込んで説明して欲しかったな。(それにしても制作点数が3千点から4千点って。千点も差があるのはなぜ。)

そのあと、単行本の挿絵の打ち合わせ。
最初は、このテーマにわたしの絵でいいんだろうか…なんて思っていたのだが、編集さんがものすごく熱心で、うまく乗せられた感じ。これは、いい前兆かも。

牛尽くしの夏

で、次回展示ですが、まずは9/5から丸の内界隈の道ばたで行われる、パブリックアートの大きなイベント、カウパレード2008に参加します。
わたしは全然知らなかったんだけど、スイスで始まり、世界中の都市で行われてるイベントで、東京ではこれが3回めだそうだ。
64個の実物大の牛の像のうちの1体にペイントさせていただきます。

その作業は8月のいちばん暑い時期。うへえ。

しかし、同じイベントを何度もやったり、なんで牛なのかはっきりわからなかったり、…こういうのはアートって呼んでいいのかな? なんで牛なのか、わたしなりに内的必然性との折り合いをつけていかなきゃならないが、これはふつうにイラストレーターの仕事だと思う。

過去の展示では人気投票とかあったそうで、通りすがりのなんの責任もない人による投票もどうかとは思うが、パブリックアート自体、見たいと思っていない人に無理矢理見せる、一種の暴力性がある。せめて、まわりを歩いて行き来する人が明るい気分になれるようなものにしたい。

とにかく今のわたしに必要なのはたくさんの人に見てもらうこと。
わたしの絵は万人に受け入れられるものじゃないけど、好きになってくれる人も一定の数いるのだから、多くの人に受け入れてほしいなら、まず見てもらう機会をできるだけ多くして、たくさんの人の目に触れれば、好きになってくれる人もそれなりに増えるんじゃないかと思う。

今回はしょこたんとか佐藤可士和さんも出展されるらしい。
それにしても来年は丑年なので、いま牛の絵柄の年賀状素材集の仕事もしてて、今年の夏は牛一色に染まってしまいそうで、それはちょっとどうなの。。。

それと、9/14、東京ビッグサイトでのGEISAI#11にも出展します。
こういうのに参加するのも初めて。まあ、とにかくやってみないとわからないこともあるし。
また立体をやりたいのだけど、ブースがけっこう広いし、大きなものになると思う。
搬入が大変だなー。。。

イベント「Mass Reaction 1109」無事終わりました

立体は例によって今朝完成。
おおあわてで梱包して、運ぼうとしたら大きすぎて玄関でひっかかり、非常にあせった。でもどうにか運び出すことができたので助かった。

今回は、主催のMOCOさんのパワーがすごいなあと思って参加することにしたんだけど、初めての試みだったこともあり、展示方法とかには多々問題もあったし、ちょっとアート関係じゃない人には入りづらい感じのイベントだったかもしれない。
でも参加してよかった。新作の立体も可愛がってもらえたし。
おいでくださったみなさま、どうもありがとうございました!

動くもの、エネルギーのあるものに人は引きつけられる。
長丁場だったので、終わるころにはもうへとへとだった。

途中、作家がひとりずつステージに上がってあいさつしたのだが、わたしはなぜかトリだった。
うーむ、、、わたしにトリをとらせるようじゃあ、イベントとしてはだめだろう…(笑)。

わたしも、こういうときに、焦らず騒がずスマートにしゃべれるようにならなきゃだめだな。
わたしは自分はアーティストではないと思っているけど、とりあえず、アーティストだと紹介されても、びびらないで堂々としていられるようにはなりたい。(いろんなジャンルの作家が集まっているとき、アーティストって言葉はたしかに便利だし)

あと、直接は関係ないけど、なんかこう、フォトジェニックになりたいなと。
先日、あるアマチュアスポーツのサイトを見ていたら、選手の写真があまりに華がなくて驚いた。サイトデザインはカッコよかったのに、なんだかもういかにも弱そう。
顔かたちの美醜の問題ではなくて、こういうのを「顔が出来てない」っていうんだろう。顔がスポーツするわけじゃないけど、やっぱり顔って大事だ。
わたしはいつも写真撮られると、つい顔をそむけたり後ろに隠れたりしてしまうが、美人になるのは無理にしても、わたしもこれからは写真写りには気合いを入れようと思った。(気合いでどうにかなるもんなのか?)

今回の立体、会場が暗くてうまく写真に撮れず。
この子を海に連れ出して、ぷかぷか浮かべて写真とりたい。わたしの地元の九十九里浜は波が荒いし、どっかちょうどいい撮影スポットないかなあー。

前川さんの翻訳プロジェクト

前川麻子さんの小説の韓国語翻訳プロジェクトに入れていただいた。
いろんな方が熱心に動いてるらしくて、なんだかすごく面白そう。
わたしは日本語しかわからないし、できるのは絵を描くことしかないけど。
韓国の出版社の方に「パレット」の装幀画を気に入っていただけたそうでうれしい。

ラッキーデイ・アンラッキーデイ

子どものころは、雑誌の占いなんかで、「今日はいいことあるかも」「ついてない日です」「金運がよいです」なんて書いてあってもあんまりピンとこなかった。
占いが当たるとか当たらないとかいう話じゃなくて、ついてるとかついてないとかいう運気のアップダウンのイメージがなかった。基本的にいつもハッピーだったし、同じような毎日のくりかえしだったから。

でも最近は、ほんとについてない日というのがあるなあと思う。
もちろんすごくついてる日もあるのが面白いんだけど。

今週は月曜と水曜がアンラッキーデイだった。寝不足だとろくなことがない。

北京オリンピック行きたいなあー、チケット余ってるらしいし。
わたしが見てみたいのは「飛び込み」。中国人すごそうだし。
でも8月はテレビで見てる時間もなさそう。。。

今日は今度展示する絵の大型出力を注文するために五反田に行った。
親切そうなお店だったので、すこしアンラッキー気分から浮上できた。
JR五反田駅って初めて降りたけど、ボロっちくて妙にカッコいいんだなあ。駅のホームから見おろす景色がぱあっと開けていて面白かった。

帰りにパソコン専用の扇風機を買った。
USBでつなぐタイプのは頼りなさげだったので、ふつうの扇風機売り場で。タテ型の小さいのにした。音が静かで、目にもやさしくて、いい感じ。
これでうちの扇風機は、わたし用と、熱帯魚用と、3台めだ。

「Mass Reaction 1109」について

今月27日(日)に「Mass Reaction 1109」という一日限りのイベントに参加します。
彫刻、写真、イラストなど33名の作家による展示にあわせて、昼はアートディレクターやデザイナーによるトークライブ、ディスカッション、夜はダンスや音楽やボディーペインティングなどのパフォーマンスもあり、なんだか盛りだくさんのイベントになりそうです。
もしご興味があれば、ぜひぜひ遊びにいらしてください。
https://mr1109.exblog.jp

会場は竹芝にあるNO NAME(Ball Room)というカッコいいお店で、時間は14時スタート、22時までの予定です。
入場料は、1ドリンクつきで2000円いただきます。(てっきり入場無料だと思いこんでいたのですが、どうもすみません)ノルマではないのですが、おいでいただける方は、前もってわたしにメールか電話でご連絡いただけるとありがたいです。

わたしは、去年NYで展示した大きな海のイラストをもとにして描き直した作品と、このイラストにあわせた、立体の新作を展示します。
立体はプールを用意して水に浮かせる予定だったのですが、スペースの都合上断念しました。
わたしは最初から最後まで会場にいるつもりです。
夜の部では展示作家もステージでしゃべらされるそうで、ちょっと困ってます。どうしよう。コスプレでもしてみよっか(←冗談です)
ではでは、暑い時期ですし、お忙しいと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします!

<展示作家>
MOCO/Bash/絵師匡/tomomin1173/メソポ田宮文明/青山たか生/Jahni/西山カルロスさとし/赤間齋子/五十嵐晃 /Silva/シギハラ・サトシ/コウノユキトシ/しまりす/こげちゃとら/衣槻秋良/下東悠馬/maiko kato/岩清水さやか/鬼倉健/モデルのくまさん with TSUNA/L,W,T,E,C/黒岩健一郎/黒岩真生/佐々木竹翠/さくらいらいさく/山下和/天野伸太郎/decorations/Jackal/氷室光一郎/礒谷権太郎/かなやまひろき

<トークライブゲスト>
Rundox 代表・アートディレクター 宮本寿一氏
Design room 代表・プロダクトデザイナー 橘晃氏
(株)クルーソー SHARE 300 プロデューサー 田中徹夫氏
デザインプロデューサー 錦織弘昭氏

<会場演出&パフォーマンス>
映像:toshi*
DJ: Akiyamania
Performance:絵師匡(ボディーペインティング)/少年山賊団(バンジョー)/他、コンテンポラリーダンスなど

アイデア勝負

昨日、友人Kがひさびさに上京してきた。
ここのところお互い忙しくて、ろくにメールもしてなかった。
日記には書けないことなど、つもる話も山ほどあったが、じつは、こんど友人Kに文を書いてもらって、絵本を作ろうと言っているのだ。
絵と文の両方をやる作家さんもいるけど、わたしは自分では面白いお話を書ける気はしないし、劇作家の友人Kに文を頼む以上、しっかりした物語性のあるものにしたい。

それで、今日は編集者Aさんと3人で打ち合わせ。
友人Kとふたりだけで話していても全然まとまらなかったのに、Aさんが入ったらおぼろげながら方向が見えてきたような気がした。すごいなー
一番大事なのは「ふたつの意外なものの組み合わせ」のアイデアだそうだ。

でも正直言ってわたしにはふたりの会話の意味が半分もわからない。
イラストレーターはそれでいいのだといわれたが、たぶん脳みその使ってる部分が違うんだろうなあ。演劇と絵本の構造にはよく似た点がたくさんあるのだそうだ。
ちゃんと形になるかはまだわからないけど、うまくいきそうな予感がしてきた。

真夏日のてんやわんや

まだ始まったばっかりだけど新聞小説はやっぱりたいへんなのだった。
なにしろ毎日一枚は描かないと追いつかない。…恐怖である。
それで今日も描いてたら、この暑さで、iMacが熱くなりすぎて、作業中に画面が突然真っ暗になるのが何回かあったあと、パッタリ動かなくなってしまった。泣くかと思った。

大慌てでクーラーをつけ、扇風機をまわしたり、氷を近くに置いてみたり、あの手この手で冷やしたら、どうにか起動するようになった。
このパソコンを買ったのはもう2年前だけどあと2年はもってほしいのだ。わたしはエアコンが嫌いで、夏もほとんど扇風機だけで乗り切っていて、それでもいままで暑さでパソコン壊したことはなかったんだけどなあ。

泣きそうになったのは、新聞の仕事のためだけじゃなく、妹の婚礼の席次表を、今日明日中に印刷しなきゃならないからでもあった。

わたしがイラレを使うのは、DMや名刺をつくる時くらいなのだけど、去年、イラレを8からCS2にしてから、文字の印刷がうまくできなくなった。
うちのプリンタはぼろいインクジェットだから、調べてみてもなにをどうしたらいいかわからず、ま、わたしデザイナーじゃないからいいか~、と見て見ぬ振りして、ギザギザの読みづらい文字で印刷したDMを大量に出したりしてたのだが、ついさっき、PDFで保存すればきれいに印刷できることがわかった。理屈はよくわかんないけど。でもめんどくさいのでほかになんかいい方法はないのかなあ。

あとうちのプリンタはハガキ大の紙に印刷するとものすごく紙づまりするんだけど、A3対応機種だからなのかなあ。もっと小さいプリンタならうまくいくのかな。それとも最新のプリンタだと紙づまりしづらくなってたりするんだろうか。

きょうの失敗

今日は夕方からギャラリーにいた。
ひまだったので他の出展者の方たちの作品ファイルを凝視していたのだが、ほんとにうまい人が多くて、自分の下手さ加減に、ひどく落ち込んでしまった。

で、よく考えもせずに、そう思ったまま口に出したら、ギャラリーの方たちに「そんなことないですよ~」と言わせてしまった。
そうやって慰めてもらって安心したくて言ったわけではないのだが、、、まったく、わたしが浅はかであった。ぶざまで申し訳がない。あんな言い方したら、言われた人は、まっとうな大人なら、「そんなことない」と言わざるを得なくなってしまうじゃないか。
お世辞とは思わないし、わたしにだっていいところはある。
でも、うまい人が多いのも、わたしが下手くそなのも、客観的な事実だ。うまい絵を見たら、うらやましいなあーって思ってしまうし、がっかりする。

わたしの絵が好きと言ってくれる人もいるけれど、だからってけしてうまいとは言えないのはよくわかっている。慰めてもらっても、わたしの絵がうまくなるわけではないし、そりゃあもちろん、なるべくうまくなれるようにがんばりたいけど、もともと、わたしは「うまさ」という土俵では勝負できないのだと思う。

でも、もう、他の人の絵を見て落ち込んじゃった!とか言うのはやめる。
ただ「みんなうまいなあ」と言って感心して、その先の言葉は飲み込むことにする。
それで、うまい人と一緒に展示できて、わたしは幸せ者だなあ、とだけ言えばいい。今後も落ち込むことは落ち込むだろうから、日記には書くかも知れないけど。
(まあ、わたしはふだんはほとんど他人のことは気にしない、というより気にしなさすぎるくらいなのだけども…)