一億総共犯関係

中学生が、クラスでのいじめに関わっていなくても、知っていて放置するのはいじめに加担したのと同じという考え方がある。

その考え方で行くと、世間のいろんな悪事や不祥事が明らかになったとき、ニュースでそれを知ったら最後、反対の意思表示や行動をしなければ、暗黙のうちに許したことになってしまって、関係のないわたしまで、その不祥事に加担したことになってしまうのだろうか。
日本語のニュースを読める人間はみんな共犯みたいなうす気味悪さがあるように思う。

でも、わたしはわたしが生きてくので精一杯で、いちいち意思表示してらんないし、様子を見守ることくらいしかできない。

隠蔽するのもいやらしいけど、情報公開したらいっきに共犯関係ってのもなんだかなあ。

依存症

わたしはふだんから、楽しいことがあると歌い出したり、うれしいことがあるとスキップしたりするほうなので、ミュージカルを見てもそんなに違和感がない。
音楽やダンスの才能がある人だったら、気持ちが高揚したときには、きっと即興で歌ったり踊ったりしたくなるだろうと思う。

それよりも、映画やドラマの効果音楽のほうが不自然なんじゃないかなあ。
ものごころつく前からテレビを見てるせいで洗脳されてしまってるけど、現実には、悲しいシーンに悲しい音楽が流れたりしたら、しらけてしまう気がする。

それにしても街に出るとどこに行っても音楽がかかっている。
特別に音楽が趣味というわけではなくても、音楽がないと寂しいような物足りないような感じがしたりする。
こういうのも一種の依存症みたいなもんじゃないのかな。

ミュージカルの場合は、「気持ちが高揚」→「音楽」だけど、街のBGMの場合は「音楽」→「気持ちが高揚」だ。
音楽は、栄養ドリンクみたいに、うまく使えば効果的だけど、むりやり気持ちを高揚させると後でどっと疲れが出る。

わたしはなるべく静かに暮らしたい。

レタス

今日はレタスの種まきをした。
レタスの種ってはじめて見たけど、小さくて軽くて、存在感がうすい。なにかの種に似てると思ったら、タンポポだ。

そこでネットで調べたら、レタスとタンポポは同じキク科の植物で、レタスの種にもほんとは羽毛がついてて、空を飛ぶんだそうな。
花を見てみたくなっちゃったじゃないか。

ジャパニーズ・ポルノ・スター

前川さんのお弟子さんの中の出世頭、吉岡睦雄さんが、なにかの映画賞を受賞されたとのことで、そのお祝い会。今度ドイツの映画祭に行くのだとか。すばらしい。
あちらに行っちゃえば、ピンク映画もメジャー映画もアニメも、日本文化として同列扱いなのだそうだ。おお。

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今日の話題。
山手線はカッコいい。
錦糸町はとても便利である。
赤羽はいかに埼玉であるか。
小岩はいかに千葉であるか。
茂原はいかにこりん星であるか。

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あーちょっと抹茶サワー飲み過ぎたな…。

橋の夢

今日みた夢。
宮崎アニメは実はみんな実写だった(←なにしろ夢なんで)。
で、そのセットを見学しに行ったら、大きな橋があって、それは「橋田壽賀子」の強い希望で作られたものだという。それだけ。

ミクシィの夢占いによれば、橋の夢は「新たなる出発」を意味するらしいけど、いったいどこに出発するというのだ。

花嵐

いま、趣味はなんですか?と聞かれたら、迷わず「花見です」と言えるかも。
今日は、友人Kと桜並木を散歩して、Konditorei SPIELENでケーキ&お茶。
それから映画を見るつもりで新宿に出たけど、道に迷い、すごく寒くなって大雨が降り出したので、へこたれてやめてしまった。

純粋挿絵

目的がなくなったまま残された階段を「純粋階段」という。
挿絵はその定義から言っても、何らかの目的のために描くものだけども、
雑誌やなにかにちょこっと掲載されたあとに残された、目的がなくなってしまった挿絵のことは、「純粋挿絵」と呼べるだろうか。

秘密の花見

毎年、この時期はなんだかそわそわする。
今日は、あまり天気がよくなかったが、お気に入りの花見スポットにでかけた。
とある住宅地のなかにあるので、ゴザをひいて宴会というのは無理だけど、あんなにきれいなのに、ほとんど人通りもない、ちょっとした秘密の場所なのだ。

ぼんやり考え事をしながら、花の下を何度も行ったり来たりした。

花見

今日は、久々に友人Kが上京してきたので、日比谷公園でお花見。
全体にはまだ五分咲きだけど、場所によっては満開。うららかで気持ちよい。
花見なのに、ぼんやりダウンコートで出かけてしまって、暑いのなんの。
今月はなんだかいろいろあって長いんだか短いんだかもうよくわかんない。

お昼どきだったので、大勢のビジネスマンやOLが携帯で桜を撮影していた。
子供連れのママさんもたくさんいた。遊具で遊ぶお子たちを見て、

「日比谷公園で公園デビューする人もいるんだねえー」
「子供のころも運動不足だったのに、急に鉄棒とか滑車とかやっても、そんなに筋肉痛にはならなかったよねえー」

なんて話しながら、のんびりお弁当とアイスを食べた。

楽しかった!

今日は、あきさんと飲みにいった。
あきさんは、ずっとNYで証券関係のお仕事をされていて、今は翻訳や写真などで活躍されている、すごく頭のきれる方。
でもまだお会いするのは2回目なので、待ち合わせの前は、わたしちゃんと話せるんだろうか…なんて思っていたのだけど、あまりの面白さに時間の経つのを忘れ、うっかり終電をのがして、結局、始発まで9時間もしゃべり続けてしまった!

楽しい一日

今日は、先月とは別の着付け教室に体験入学。
前のところは、先生が全部着付けしてくれたけど、今回のところは、帯を結ぶ前まで、自分で着させてもらった。行った順番が逆でなくてよかった。

それから、丸山ゆきさんの展示に行った(恵比寿、GALERIE Malle)。
丸山さんと、ギャラリーの方と、いろいろお話できた。ギャラリーの雰囲気と、絵と、ぴったりで、とても温かい感じだった。

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そのあと、友人Rと、古奈屋でカレーうどん。
某メーカー勤務の友人Rおすすめの電子辞書(高校生向けモデル)を社販価格でお買い上げ。
わたしの英語力は中学レベルだから、使いこなせるかどうかわからないけど、山川の世界史小辞典やなんかも入ってて、けっこう遊べる。
でも百科事典に、「曙太郎」「イチロー」「高橋尚子」「中田英寿」は載ってたのに、「谷亮子」が載ってないのはどうなんだろう???
もしかしたら世界的には柔道ってそういう位置づけなのかもしれないが、日本語の百科事典なんだから載せてほしいなあ。
べつにそんなにヤワラちゃんについて調べたいわけでもないんだけど、ヤワラちゃんはわたしのなかでは好き嫌いを超えてすでに殿堂入り(?)しているので。

フェミニンな一日

今日は母が上京してきたので、妹と三人で、新宿の世界堂の隣に新しくできたマルイの8Fレストランで食事しながら、久しぶりにいろんなおしゃべりをした。
まだピッカピカの窓から、新宿御苑とかドコモビルが見渡せた。
桜が満開になったら、上から眺めるのもいいかも。

線かあ…

浅妻健司さんの展示におじゃました(HBギャラリー)。
ちょうどご本人がいらっしゃっていたので、独特の線の描き方のひみつなどを伺うことができて面白かった。
うーん、いろんなやりかたがあるもんだなあ。

アンビバレントなもの

こういうweb日記で、好き嫌いをはっきり表明するのはすごく難しい。
何が好きで何が嫌いかで、その人の人間性が丸だしになってしまう。まあ、こんなとこで自分の人間性を全部さらそうなんて思ってないけど。

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わたしの好き嫌いはほとんどが一瞬で決まる。そして、好きより嫌いのほうがずっと多い。
でも嫌いなことを書くのは自分でもいやなのでなるべく書かないようにしている。
一度嫌いになったものを後で好きになったことは今までなかったから、わたしにとって「嫌い」というのはある意味すごく揺るぎないものだ。
しかし全く根拠がないので、そんなことを日記で書き散らしても何にもならない。
後付けでもっともらしい根拠をつけられないこともないけど、そんな無責任なことは書けない。

でも根拠がなくても、好きなことを好きと書くのは、ハッピーなことだし、大いに結構なんじゃないかと思うのだが、これがまた本当に難しい。
一度好きになったものを嫌いになることはよくあるので「好き」はどうも不確かなのだ。だから、好きもなかなか書けない。

でも、結局のところ、わたしは好きか嫌いかという直感を基準にして生きているので、好きについてももっと確かだと思えるようになりたいと思う。

もちろん、なんとも思わないものもある。これは視界に入っていないということだ。

そしてそれとは別に、好きと嫌いがごちゃ混ぜになって判別不能なものがごくまれにある。
そういうアンビバレントなものが、じつはわたしにとって一番重要なものなんだろうな、という気がしている今日この頃なのであった。