雑記帳」カテゴリーアーカイブ

暖冬

きょうは急に寒くなったけど、それでも今年はあったかいなあ~と思ってしまうのは、毎日ヒートテックを着てるからだろうか(笑)

わたしは自分のことをずっと人見知りだと思っていたし、「人見知りは案外うまくいく」という本の装幀までさせてもらったほどだが、ハタと、ほんとうはわたしは人見知りではない、ということに思い当たった。ひとりでいるのが好きだし、ひきこもりだけど、人に会うのは嫌いではないのだ。

ここ2、3年で人に会う機会が増えて、場数をふんだらだいぶ慣れてきた。単純にスキルがなかっただけなのだった。

人見知りの本来の意味は、他人のことを勝手に想像して、ろくに知りもしないのに知ったつもりになることだと思う。わたしには想像力が欠落しているので、人見知りしようにもできない。
まあ、スキルが身に付くのが遅かったのも、想像力が足りなかったせいなのだけど。

そもそも、知らない人の気持ちなんかわかるはずないし、どんなにたくさん話したってその人のこと知り尽くすことはできない。

不特定多数に愛想をふりまいたりするのはイヤだし、嫌いな人と毎日机をならべて仕事なんて絶対無理だし、気分が乗らないときに誰かに会うのは面倒くさくなってしまうが、基本的には、会いたい人には会いたいし、会いたくない人には会いたくないだけなのだ。

ははは、わたし長生きしそうだなー。

底なし沼

イラストレーターになりたいという人に相談されることがたまにあって、なんでわたしなんかに聞くんだ、って思ったりするのだけども、そういうとき、わたしは、ほんのちょっと前までは、イラストレーターというのは人として最低の職業だから、いろいろ他の仕事を試してみて、どうしてもこれしかできないとわかったら、それから目指しても遅くはないですよ、と答えていたし、心の底からそう思っていた。

でも最近はちょっと考えが変わった。
なりたいならば、そう言ってるだけじゃなくて、さっさとなってみればいい。
自称でいいので、なるだけならほんとに簡単。
それで合わなかったらやめればいいし、やめられるならやめたほうがいい。

それに、イラストレーターやっているうちに、それよりさらにどん底のヤバい人たちがいるのがみえてきた。

だからイラストは通過点としてそっちに行くケースもあるだろうし、このまま踏みとどまれるなら踏みとどまったほうがいいし。
ああ、底ってないものなんだなあと。。。思うわけです。

こないだ世界堂の絵の具売り場にいたら、某・超有名芸能人が隣で買い物してた。
そりゃ芸能人と言えども画材買うなら画材屋にいくだろうし、わたしは絵の具を物色するのに夢中で隣なんか見てなかったので、はじめは全く気がつかなかったのだけど、わざわざその人、口笛吹いて自分の存在をアピールしてきたのだ。(その通路にはわたしとその人しかいなかった)
単に、休日でウキウキしてただけかもしれないけど、ふつうあんなホコリくさい画材屋で口笛は吹かないだろう。

びっくりして思わず二度見してしまった。
業が深いと言うか、なんというか、、、ばかなやつだなあと思った。
同時に、あれだけ有名になるにはこれくらい目立ちたがりじゃなきゃいかんのかもな、やっぱり、すごい人なんだろうなあと、うっすらと尊敬した。

アーティストって言葉がなんかイヤな感じがするのは、あれは差別語だからだと思う。
一方ではすごいすごいと持ち上げつつ、ほんとは最低なのはみんなわかってるのだ。
アーティストたるものはピュアであることを期待されがちだけど、ピュアってのはバカってことじゃん。
河原乞食とか昔から言うし、おバカタレントが流行ったりとかするのも、根っこは同じことなんだろうなと思う。

夢の途中

だいたいわたしくらいの世代はロストジェネレーションとか言われて、SMAPとかヤワラちゃんとかたまにめだつ人がいないわけではないけど、全体的にいって、他の世代に比べたら地味なのは明らかだと思う。

アラサーの元気のなさはバブルを経験してないからだという。
たしかに受験にも就職にも苦労したし、人数だけは多いからよけいに競争はハードだった。
でも、子どもの頃には「夢は信じればかなう」と言って育てられたのが、社会に出る前に突き落とされて、期待もされなかったことで、かえってわたしたちは「好きを仕事にする」ということを許された。
それはいいことばかりではなく、好きなものなんて誰にでもあるわけではないのに、好きを仕事にできなかった人は自分探しの旅に出ちゃうし、好きを仕事にした人は貧乏だ。

しかし、そもそもバブルのほうが異常なので、そんなのと比べたってしょうがない。
ただバブルを経験してないとかそれだけのことで、これからアラフォーになってもアラフィフになっても、ずっとこのまま元気ないと言われ続けることになるのかなわたしたちは?
…っていうか、ほんとに元気ないのかな?

たしかに地味は地味だけど、地味なのと元気ないのは違うことだと思う。
たとえば、お金をかけなくても身近なところで面白いものを見つけて、生活を楽しくする力を持った人には、同世代的な共感をおぼえる。
ちょっと貧乏臭かったり、屈折していたりもするけれど、それなりに美意識だってあるし、面白いものは面白い。

大きなムーブメントを起こす力はないかもしれないが、そういう役割も大切だ。
それは日本が経済的に豊かになったあとに求められていた能力だとも思うし、団塊ジュニアとして、団地で鍵っ子として育てられたころから、働き蜂の親の世代を補うために養われた能力なのかも知れない。

だとすれば、バブル以前の話ということになる。世に出るのが遅れたのは、もう過ぎてしまったことなので仕方ないけど、自力で世に出たならば、その過程で得たものがないはずもないし、まだまだこれから、力を発揮していける場面はあると、わたしは希望を持っているのだけどな。

記憶

昔、母が小学生や中学生だったころの思い出を話してくれたのを不思議な気持ちで聞いていたものだが、自分が大人になってみると、20年くらい前のことでも、そんなに時間がたってしまったとは思えない。
ふだんの生活のことはほとんど忘れてしまっていても、事柄によってはついさっきのことのように思い出せる。

たとえば、中学生のときに水害に襲われて避難したときのこととか、知識としての記憶じゃなく、感覚ごとよびおこすことができるし、もっと現在に近い経験を話すのと同じように話すことができる。

あのときの母も、きっと、遠い昔話としてではなく、リアルな体験として話してくれていたのだろうなあ。

振り返ってみれば、過去のわたしと現在のわたしは1本の線でつながっている。
今のところはまだ、過去の記憶のほうが輝いて見えるということもないし、過去に戻りたいとも思わないのは、たぶんいい傾向なんだと思う。

素晴らしき、この世界~What a Wonderful World~展

来月、またグループ展に参加します。
場所は去年の暮れにも展示をやった、銀座のミレージャギャラリーさんです。
去年は立体を展示しましたが、今回は絵だけを展示します。
立体やると確実に受けるんだけど、そういう飛び道具はなしで、ちゃんと絵だけでも見せられるようにしないといけないなあと。
最近はやたらとこまかく描き込んだ絵が多かったので、なるべくシンプルに描こうと思っています。ミレージャさんは広いから準備がたいへん~。

『素晴らしき、この世界~What a Wonderful World~展』
12月3日(水)~8日(月)11:00~19:00(初日12:00から、最終日17:30まで)

浅川慎一郎/朝森ゆき/atom/岩清水さやか/榎原直人/くぼたまなぶ/さかきくみこ/塚本光/氷見ユウタ/平林枝里子

***

ところで。。。
先日、わたしと生年月日と血液型が同じだというSさんからメールをいただいた。偶然このブログを発見されたとのこと。
Sさんはプロの占い師(!)なので、同じ誕生日の人にとても興味があるが、今まで会ったことはなかったそうだ。mixiの誕生日コミュにも同い年はいないらしい。
そういえばわたしも会ったことないな。人数の多い年代なのに。

Sさんは、早稲田の文学部の哲学科出身で、学生時代は演劇に熱中してたそうな。なんか経歴まで似てるし。。。双子!? 朝ドラ!? ………ロスジェネ?

さっそく、今度の展示の最終日にお会いすることになった。で、まさかとは思いますが、もしかしてこのブログ読んでる方で、1975年6月19日生まれ(B型だとなお結構)の方、ほかにいらっしゃいましたら、ぜひともご連絡ください。哲学科だったら笑えるけど、そうじゃなくてもいいですから。

わたしたちは来年は運気があがるので、積極的にチャンスを作っていくと良いそうですよ~。

趣味ってなに?

今日は、マルプギャラリーさんでの西山亜紀さんの個展にお邪魔して、ゆっくりのんびりさせていただいた。入り口のところにどーんとあった、真っ黒な女の子の絵が好きだった。

それからお茶の水の楽器街をうろつく。
いまの住宅事情ではふつうの楽器は弾けないので、ずっとサイレントバイオリンが欲しいなあと思っていて、でもきっかけがなくて、ただ思ってるだけだったのだけど、先日、Iさんのピアノの発表会のことを聞いて、影響されてしまった。
絵と全然関係ない趣味があってもいいよなあと。

子どもの頃練習がつまらなかった理由も今ならわかる。
わたしは最初に理屈で納得しないとだめで、繰り返し練習して体で覚えるような方法では、興味を失ってしまうのだ。納得してさえいれば何度でも練習するんだけど。

それに発表会とか、目標がなかったせいもある。
弾くのは好きだったが、本格的にやろうという気も、趣味って感覚もなかった。
というか、趣味ってなんなのか、いまだによくわからない。わたしは純然たる趣味というものを持つことができるのだろうか。

まあ今さらバイオリニストになろうったって無理だけど(笑)、例えばお芝居観てる時でも、どっか仕事に役立てようと考えてるとこがある。
趣味を持つっていうのは大人である証拠なのかも、という気もする。

しかし、楽器屋さんでふつうのバイオリンとくらべると、(結局は別の楽器なわけだから弾いた感じが違うのはしかたないにしても)サイレントバイオリンの見た目はどうにもあんまり好きじゃない。使ってたら見慣れるかなあ。うーんどうしよう。。。

最近「牛のイラスト」って検索ワードで見に来る方が多いのだけど、年賀状用の絵を探してるのかなあ?もうちょっとしたらホームページにフリー素材をアップする予定ですが。。。
(11/8 ホームページに年賀状素材をアップしました。いちおう牛の絵。。。バッファローだけど。もし良かったらどうぞ~)

無駄な考えごと

この一週間は何もしてなかった。いや、仕事はぼちぼちやってたのだが、他には何もしてなかったので日記に書くことがなかった。

昨日の朝、ゴミを出そうと部屋を出たとき、郵便受けを開けたら、なにやらみっちり詰まっていたのがばさばさ落ちてきた。
マンガで靴箱から手紙が落ちるシーンみたいで、思わず立ち尽くしてしまった。
落ちてきたのは新聞とか雑誌とかDMとかなのだが。

ここ二、三日は、生鮮食品が尽きて、缶詰や乾物ばかり食べていた。
高野豆腐の味付けをいろいろ工夫してみたりするのはまあ楽しい。
しかし高野豆腐ってすごい食べものだよねえ。豆のまま備蓄できるのに、わざわざ豆腐にしてまた乾燥させてるんだもん。これはかなり高度な文化だよなあーとか、もうずうっとこんな調子で、無駄なことばかり考えていた。
でもそろそろ乾物にも飽きてきた。
新米がたくさんあるからまだ大丈夫っちゃあ大丈夫だけど、いいかげんに明日は買い物にいこう。

ごちそうさまでした

夕方、ひさしぶりにコンディトライシュピーレンに顔を出した。
モンブランと、名前忘れちゃったけどブドウのケーキを食べて、さらに非売品のムースを出していただいた上に、紅茶(アールグレイ、ずっと苦手だったんだけど美味しかった)3杯も飲んでしまった。

しかし、甘いものは別腹。。。(順番が逆だけど…)
そのあと池袋のディープな四川料理屋さん「楊」で、飛鳥新社のIさんとお食事。
真っ赤っかの麻婆豆腐は、いかにも激辛そうで少し心配だったけど、どちらかというと唐辛子より山椒の味が強い、はじめて食べる味で、ノドが焼けたりすることもなくサッパリスルスルと食べられた。
他のお料理もおいしくて、時間を忘れて楽しくおしゃべり。
ちょっと紹興酒が効いたかな。。。

手帳

帰り渋谷に出て来年の手帳とカレンダーを買った。
カレンダーはマーク・ロスコの絵のものにした。手帳はごく普通の薄いものだが、もう何年も同じものを使い続けている。

わたしは手帳に限らず、靴でもシャンプーでも化粧品でも、いったん気に入ると何代も何代も同じのをずうっと使い続けるタイプ。(母もそうで、先日など、母が今も使ってる乳液の瓶が美術館で展示されていた)

困るのは製造中止になったり、お店が無くなったりしたときだ。
今日も手帳を探しながら、そのXデーのことを考えて勝手に不安になっていた。
どうせ来年も再来年もその次の年も同じのを買うのだから、せめて5年先くらいまででもいいから、手帳をまとめ買いできたらいいのになー。

まんまるおなか

ふと気がつくと世間は連休で、ぽっかりと仕事のない時間ができた。
実家に帰るなら今週しかないと、ばたばた帰省。
ちょうど妹が初の里帰りをしていたので賑やかな食卓。
やっと結婚式のときの写真を見せてもらった。

母は栗ごはんやらジャガイモのコロッケやら得意料理をつぎつぎと繰り出し、起きている間はずっとなにか食べている状態。。。
父もそうだが、とにかくわたしたちになにか食わせねばっていうのが、ほとんど強迫観念みたいになってるようだ。

読まなければならない本がいくつかあるので実家にいる間に読んでしまおう。

シュールな気分

最近どうも時間のすすみ方がへんだ。
わたしの体内時計のみならず、家中の時計が勝手な時間をさしていて、なおしてもすぐまた狂う。すごくシュールな気分だ。
日が短くなったせいか、ゴミの収集日が変わったせいか。。。

まだくわしいことは書けないのですが、12月のわたしは身柄を拘束されてしまった模様。
忙しいのはありがたいことです。

そろそろ連載100回めを越えた「オルゴォル」、11月末から、愛知県瀬戸市の「とうめい新聞」さんでも新たに掲載されることが決まりました!
透明新聞かと思ったら東名新聞かあー(そりゃそうだよね)。
でも透明新聞ってなんかちょっとクリスタルで素敵~な感じだけど。

だってしょうがないじゃない

Macユーザーは「人と違うことが好き」なんじゃなくて、人と同じことをしたくてもできないんだけど、そんな自分を肯定しなければやっていけないから、人と違うことが好きと思い込もうとしてるだけだと思うな。
人と同じことしてちゃ商売にならないってのもある。
でもほんとにひねくれてる人は一回転しちゃってWindows使ってるような気がするけどなあ。

なんだかいろいろ

昨晩、友人Kから電話がきて、決意表明を拝聴。
やっと腹を決めて開き直ったようでわたしもとてもうれしい。

ミクシィの岩清水同好会で盛岡の親戚(?)発見!やっぱり石清水八幡宮にはなんらかの縁があるらしい。年内はもう無理だけど、来年春になって暖かくなったらぜひ盛岡に遊びにいかねば!
ああでも九州にも行ってみたいんだよなあ。

こないだ「オルゴォル」連載がはじまったばかりの南日本新聞の掲載誌が届いた。
カラーで大きく載ってて、自分でいうのもなんだが、キレイだ~。
鹿児島らしくやっぱり篤姫押しの記事が載ってる。
日本海新聞も鳥取のローカルネタが載ってて面白いし、ほんとは掲載されてる4誌全部見たいけど置き場所がないので残念。

GEISAIのときのわたしの作品、テレビで映ってたそうでたいへん恥ずかしい。このままスルーしようと思ってたんだけど。

今日は久々に歯のメンテナンスに行ったら、歯医者さんはヒマのようで、銀歯をきれいな真っ白の歯に替えませんかとすすめられた。
こないだ発泡スチロール買ったお金で歯を2本白くできる値段。
そりゃあキレイにしたいさ、でも、でも、、、
画材を買うお金はポンと払ってしまうけどそれ以外にはかなり迷ってしまう。

それから、たまには洋服でも買おうかと新宿に出たが、けっきょく服は何も買えずに世界堂でまた筆やらボードやら買い込んでしまった。Tさんとちょこっとお茶して、なんとなく落ち込む。いろいろ面白い話を聞いたのだけど。あーもっとがんばろう。
Tさんはサンパウロでカウパレードを見たそうな。
問題小説の編集Nさんはミラノとオデッサでカウパレードを見たという。オデッサってどこ?たしかガンダムに出てきたとこだよね…。

ううう、牛なんかに負けるもんか!ちなみに牛、オークション始まってます。5万円からです。安いっちゃあ安い(でも送料と置き場所がね。。。)
売れてもユニセフに寄付だからわたしには一銭も入らないけど、どなたか買ってください。。。売れ残って処分されちゃったら悲しすぎなので。(展示後の修復は行わないって書いてありますが、わたし出張して修復します!)

今日はお休み

昨日は妹も誘って整体に行った。
膝の裏側のところがいちばん痛かった。腰のツボだそうな。

整体の後に飲むのはあまり良くないらしいのだが、やっぱりみんなで飲みに行き、、、、(後は省略)、家にいるとつい仕事しちゃうから、ぼんやりできていい休日になった。

ブルーベリージャム

今日はブルーベリージャムを作った。電子レンジで。めちゃくちゃ簡単。
何ヶ月か前に加藤一さんのブログに作り方が書いてあったのを読んで、あまりにもおいしそうだったから、すぐに冷凍ブルーベリーを買いに走ったのだが、忙しかったのと暑かったのとでそのままになっていた。
作ってる最中から、まるで花の香水のようないい香りがしてびっくりしてしまった。
お砂糖買いたくなかったので、ヨーグルトについてるのがいっぱい残ってたのを使った。すぐ食べ切るつもりで甘さひかえめにしたので、たっぷり食べられてすっごい贅沢気分。