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ハプスブルクの宝剣/BOLERO

また宝塚観ちゃった。
「ハプスブルクの宝剣」は周りから人格を否定された青年が自分探しをする話。
でもなんとなんと最終的に自分は見つからずじまい。不条理劇?
まあ、自分探しってそんなものかもしれないけど。。。
この主人公には「そんなに頑張らなくてもいいんだよ」という言葉を贈りたい。
で、なにひとつ問題が解決してないのに、昔の恋人に偶然再会したとこで終わる。びっくりした。けっきょく彼女に会いたかっただけなのか~。
たぶんこのあとまた同じ話がくりかえされるんだろうな。無限地獄。

「BOLERO」は色彩がきれいで、楽しかった。

医学と芸術展

森美術館「医学と芸術展」に行った。
招待券をもらっていたのだけど、あんまり興味がわかず放置していたら、ついったーでフォローしてる方々の評判が良いみたいだったので、最終日の夜に見に行くことにした。

大隈重信の使っていた義足、妊婦の解剖図や模型、貞操帯、手術の道具、バイオテクノロジーを使った作品、などなどなど、学術的なものから変態じみたものまでずらり。
インプラントの手術をしたばかりなのもあり、いろいろ考えさせられた。こういう方向のアプローチもあるのだな。

一番心に残ったのは、亡くなる直前と直後の顔の写真を並べて展示したもの。閉じられた老人のまぶたの皺の美しさが印象的だった。

ノーモア虫歯

朝から歯のインプラント手術(金属を骨に埋め込む手術)。
母が「付き添いはいらないの?」とか、かなり心配してたので、なんだかわたしまで不安になってしまったじゃないか(ありがたいけど)。

きょうは先生がいかにも手術っぽい服を着ていたのでさらにびびった。
でも、レントゲンや血圧測定などをのぞけば、実質1時間半くらいで終わった。
口のところ以外は全部布で覆われてて、なにが行われてるかわからなかったし、痛みもほとんど感じなかったので、途中で眠りそうになってしまった。

終わった後は出血もすぐに止まったし、麻酔が切れてしまってからも、痛いには痛いが、痛み止めなしでも我慢できないほどではない。ふつうにご飯も食べられるし、入浴や激しい運動も明日からはOKだそうだ。ただ、じっとして動けなかったせいか、めずらしく肩が凝った。

これでほっとひと安心。でもこんなのもうやだ。ノーモア虫歯。

手術の後どうなるかわからなかったので、昨日までに仕事は片付けて、きょうの午後から来週前半くらいまでとくに予定を入れてなかったら、突然、宝塚月組「HAMLET!!」のチケットを譲ってもらえることになった。

家で痛みに耐えるのと劇場で耐えるのなら劇場のほうがましということで、いそいそ出かけていったのだった(結局痛くなかったけど)。
なんかX JAPANみたいに髪が逆立った人がたくさんでてきたりして、「To be or not to be~?」って何度も歌っちゃうんだよ。さすが宝塚。

その間にちょっと時間があったので、弥生美術館で開催中の、明治~昭和の挿絵画家・鰭崎英朋展も見に行った。
弥生美術館(&竹久夢二美術館)は初めて。なんとも趣味的な美術館ですなあ。

鰭崎英朋は、挿絵画家だったころの鏑木清方と並び称された人。英朋は色っぽくて清方は清潔、みたいな説明が書いてあったけど、そうかな。わたしは鏑木清方はなんか女々しくて品がない気がして好きじゃないのだが。
英朋は、乙女チックな感じが一切ないところが好き。
小村雪岱の絵が好きなのも、叙情的だけど大人の世界だから。竹久夢二もなんのかんのいって少女趣味とは違う、大人の絵。天才。

英朋と清方の合作の絵がいくつか展示されていた。合作ってのはすごい。なんでそんなことできるんだろう。画家同士がこんなに近いなんて信じられん。共通の日本画の文法orテクニックを持ってるからできることなのだろうけど。
その後清方は日本画の大家になり、英朋は最後まで挿絵画家として生きた、というのもちょっといろいろ考えさせられますなあ。

あと英朋のスケジュールのメモに、挿絵1枚1時間で描くってあった。速すぎ!

ありがとうございました LOVE ∞

きょうでもう展示が終わりなので、夕方、搬出に行った。
クローズの直前に編集者のAさんがきてくださったので、ちゃちゃっと絵を梱包して一緒にギャラリーを出て、ハッと気がついたら、なぜか歌舞伎座の幕見席にいた。
歌舞伎座はけっこう通ったけど、実は幕見はしたことがなかった。
もうすぐ取り壊しだからいまさらだけど、けっこう見やすかったんだなあ。

観たのは、「高杯」と「籠釣瓶花街酔醒」。
勘三郎さんは次郎冠者に次郎左衛門と、出ずっぱり。二月歌舞伎なのに派手!
いやあしかし玉さまの八ツ橋のオーラはすごかったな。。。
籠釣瓶を見るのは3回目で、雀右衛門さんと福助さんの八ツ橋は過去に見たけど、やっぱり玉さまの神々しさは、すっばらしいわ。なんなのあれはー。
壁だか柱だかにもたれてたたずむ仁左衛門さんは宝塚顔負けの麗しさだったし、二人の並びがそりゃもう錦絵のようでしたよ。眼福眼福。

玉さまは明治時代の演目が似合うなあ。
明治の歌舞伎は、江戸時代に対するオタク的な憧れや理想化が強すぎて、美しいのに陰湿で壮絶な感じなので、わたしはあんまり好きじゃないんだけど。
意識は近代化してるから、主人公がコンプレックスをかかえてたりとか、この話も、最終的に誰も幸せにならないし、ほんとに後味が悪くて嫌い。
ま、それでも面白いから3回も観てるんだけど。

でも遊んだだけじゃなくて、終演後に多少は仕事の話もしましたよ、念のため。

期間中、展示においでくださったみなさま、どうもありがとうございました。
やっぱり6日間は短すぎだなー。みなさんともっともっとたくさんお話したいのに。
グループ展は他の出品者のお客様にも見ていただけるのが一番の利点だけど、出版関係のみなさまには、今回、他の出品者と作品の質的にかなり違っていたので、足をお運びいただいて、ちょっと申し訳ない気がしました。

絵を描く機会を積極的に作るということで、出品する意味はあるし、気軽にお目にかかれる機会でもあるので、展示はちょくちょくやるべきなのだけど、なんか志向的にちょうどぴったりくるグループに入れてないんだなー、わたし。
誘われたら受けるんじゃなく、そろそろ自分の場所を探していかないといけないか。

でも、個展やるのは面倒だし、絵だけ飾るような展示にはもう興味もないし。それに、個展でお客さん集められる自信があんまりないし(4年前よりはまし?)。
どうしたらいいんだろう。。。

イラストをメインに、カフェとかで展示するようなことも考えてみようかなあ。
…カフェとか似合うと思う?どっちかっていうと喫茶店タイプじゃない?わたしの絵が飾られたカフェって、あんまり落ちつかないのでは。。。

石井桃子展

世田谷文学館で開催中の「石井桃子展」に行った。
児童文学者・翻訳者・編集者ということで、展示はほとんど細かい文字が印刷されたパネルだったので、読むのにけっこう時間がかかった。絵本もたくさん置いてあった。

最近図書館通いしている中で読んだばかりの本も多くて、これも、これも、この本もこの方の作品なんだ、、、って感じだった。
ええ、大人なのに作家名とか気にしないで読んでたもので。

100歳を迎えたときに書かれた文章が感動的だった。
こういうすごい人が100年も生きるようじゃあ、200年くらい生きないと絶対追いつけないじゃんね。。。
絵本に手を出すなら本気でやらないと無意味なんだなと改めて思った。

外は、薄暗く、雪がふわふわと舞っていた。窓ごしに見えた、紅梅と白梅の花の粒々がとてもきれいだった。とくに白梅は、発光してるみたいにまぶしく見えた。

早川良雄 ー“顔”と“形状”ー

国立近代美術館・ギャラリー4で、昨年亡くなられた早川良雄さんの回顧展を見た。

ポスター、雑誌の表紙などのデザインとイラストレーション。
それほど大規模な展示ではなかったけど、どの作品もさすがのクオリティで、特に、顔のイラストのインパクトの強さには圧倒された。
すごくお洒落で、力強くて、洗練されていて、大人っぽくて、自立した感じ。
百貨店のポスターとか、あまりにもカッコ良過ぎて、このイラストを見てお買いものに出かけた昭和の人々は、どんなに大人っぽい感覚を持っていたのだろうかと驚いてしまった。

ギャラリーめぐり

きょうは、大鹿さん、アートディレクターの竹村さん、オルガン奏者の原田さんと、そのお友達の親子とで、連れ立って、アーティストの鳥山晃さんの展示にでかけた。

そのまえに、京橋の「リストランテ フィオレンツァ」でパスタランチ。
ここの内装を手がけた野上さんも、大鹿さんのお絵描き教室の参加者なのだ。
高級感があって、落ちついてるけど遊びもあって手を抜いてない内装だった。パスタもかなりおいしくてリーズナブル。大満足でギャラリー「巷房」へ。偶然、来月グループ展をするギャラリー銀座一丁目さんと同じビルだった。

去年買った鳥山さん作の湯のみは、毎日使ってたらほんとに色が変化してきた。
一度洗ってるときにうっかり上にお皿を落として、ふちが欠けてしまったが、ほんの小さな傷で目立たないし、危なくもなさそうなので、そのまま使ってる。(鳥山さんによれば、それくらいなら瞬間接着剤で補修してもいいし、もっと大きな傷がついたとしても、金を使ってつなげばより面白くなるそうだ)

きょうの展示は、陶芸ではなく、壁いっぱいの大きさに引き延ばした写真が中心。撮ったときのお話をいろいろ聞けて面白かった。

大鹿さんとエルメスのビルのてっぺんのギャラリーで小谷元彦展を見てから解散。

そのあと一昨年のイベントでお世話になったMOCOさんの展示(Gallery156)へ。
いろんな形の木製のオブジェ。中につぶつぶがついたオブジェがわたしは好き。
作業場の写真も興味深かったし、ちょうどご本人にごあいさつできてよかった。

カサブランカ

きょうは友人Kと、編集者のAさんと一緒にランチ。
またいろいろと小むずかしい話など。わたしは横で聞いてただけだけど。

それからAさんと一緒にまた宝塚を観に行った。宙組の「カサブランカ」。
お芝居みるのも3ヶ月ぶりだ。。。
宝塚にしてはなんだか暗い雰囲気だったけど、登場人物のキャラが立っていて、とにかく話が異常にわかりやすくて、みていて飽きなかった。
男のロマン vs 男のロマンのカッコ良さ対決みたいな、どうでもいい話だったけど。
「君の瞳に乾杯!」ってセリフを3回も言ったんで、しっかと心に刻みこまれた。
前から七列目のすごくいい席だったので、出演者の表情が肉眼でよく見えた。
お芝居はやっぱり表情が見えたほうが面白いなあ(あたりまえか…)。

ああ、建て替えの前に歌舞伎座にも行かなきゃ。。。去年は結局1回も観に行けなかったし、桟敷席で歌舞伎を観ておきたいなー。

今年上半期の運勢

きょうは、半年ぶりに占い師Sさんと会った。
吉祥寺のカフェをはしごして、8時間もぶっつづけでおしゃべり。
Sさんはおめでたでやっとつわりが落ちついたとこなのに、大丈夫だったろうか?

ベイビーは6月ころに生まれる予定だそうなので、Sさんとは生年月日と血液型が同じわたしにも、その時期になにかハッピーなことが起こるのかな???と思ったら、なにか変化があるのは確かだけど、それはただハッピーというのではなく、「よし、やるぞ!」と気を引き締めるような変化だとのこと。

ふお。なんだろう?6月なんてまだなんにも予定がないけど。新連載とかかなあ?

わたしは毎年寒い時期にはなんとなく気分が落ち込むのだけど、今年はけっこう元気いっぱいで、わくわくしてる。

陣中見舞い

きょうは、半年ぶりに友人Kと会った。
友人Kは都内でカンヅメになって、脚本を書いている。
だから陣中見舞いに行ったってことになるのかな。遊んだだけだけど。

オイスターバーで生ガキとカキフライと焼きガキとサラダを食べた。牡蠣7個分でかなり満腹になった。やっぱり栄養価高いんだなあ。
赤穂のカキと、アメリカ産のカキを食べ比べ、赤穂のカキの美味しさに驚愕。

それからいろんな話をした。
友人Kがほぼ一方的に話すので、いつものようにわたしは相づちを打つだけだが、別に積もる話とかではなくて、プロットとは何かとかレクチャーしてもらったり、あと、友人Kがいま書いてるホンのこと、次に書きたい芝居いくつか。

この役者だったらこんなのが似合うとか、こんなセリフを言わせてみたいとか、なんだかものすごく楽しそうに話してくれた。とにかくコメディがやりたいらしい。
どれも実際に上演されたら面白いだろうなーと思う。

ああでも、いま考えてる絵本の話も少し聞いてもらったんだった。

で、もらったヒントは、
(1)なんでそれを描こうと思ったのかをよく考えること
(2)とにかくたくさん絵本を読むこと
なるほどなるほどね。。。

映画と絵画の境界線

きょうは、渋谷のアップリンクで行われた、短編フィルムの上映会に行った。
映画評論家で多摩美の先生でガンホ会の発起人、大久保賢一さんのプロデュース。
行く途中、渋谷駅前のスクランブル交差点で背後から前川さんに声をかけられた。目的地が同じとはいえ、大混雑の渋谷駅前でばったり、ってなんかすごい。

映画と絵画の境界線上にある作品、ということで、ほとんど停止してるようにみえるけど実はじわじわと動いていたり、カメラの位置がずーっと固定されてたり、物語がないもの、アニメ的な表現のもの、いろんなのがあって、それぞれすごーく面白かった。

前衛的な映像作品は美術館でよく見かけるが、映画とは別のものだと思ってた。
わたしは美術館で映像のコーナーがあると、素通りしてしまう場合が多い。
まあ映画も見ないし、映像のような時間的表現にほとんど興味がないこともあるが、美術館では絵のようにスクリーンが展示されていて(美しいのは確かだけど)、椅子がないから、じっくりみるには地べたに座り込んだりしなきゃいけないので困る。(絵だったらぼーっと同じのを何十分も眺めてたりするのにな。)

でも大久保さんは、こういう短編を映画館で上映したいと話されてて、ああそうか、こういうのもやっぱり映画の一種なのか、と思った。
大久保さんは「映画が映画館を出て美術館に進出している」という感覚のようだ。
サイレントの作品では、映写機の音がよく聞こえるのも面白かった。

映画の後は、大久保さんと音響家の森永康弘さんとのトークショー。
「音」を中心にこの世界を把握しようとしている人とは、同じ世界に暮らしていながら、まったく違ったパラレルワールドを見ているのだろうなと思う。
アルタミラの壁画の話が出て、うわ行ってみたいと思ったけど、公開されてないらしい。

わたしは、絵と映像の境界線ははっきりあると思っている。境界線のある場所は、人によって変わると思うけど。

自分の絵が具象だからかもしれないが、絵は、やっぱり基本的には、連続する時間のなかの大切な一瞬を永遠にとじ込めるために「切り取る」ものだと思う。
その時間が、現実の時間であっても、架空の(小説とか)の時間であっても。

なにかが最も素晴らしく見える瞬間の色や形を選び抜いて切り取ろうとしているのに、それが変化してしまったら切り取った意味がなくなってしまう。
映像から見たら絵は静止してるものに見えるかもしれないし、静止することも「動き」の一部ではある。

でも、切り取った絵は、動かないけど、動かないだけで、止まっているわけではない。だって絶対にそのあとで動き出したりはしないから。
さらにいえば、絵というのは写真とも違って完全に絵描きの脳の中で生まれた作り物なので、その前後の瞬間なんて初めからなかったかもしれないのだ。

絵は、人間が手で描くものだから、描くためには一定の時間が必要だし、一枚の絵の中には、絵描きが異なった時間に見たり考えたりしたものが混ざっている。
描かれたものをみるのは一瞬でできるから、絵画の中に動きを内包させることも可能だ。
一瞬で全体をみられない、絵巻物のような表現は、映像にかなり近い。壁画も、場合によってはそうかもしれない。
しかし、やっぱりそれは映像作家が描きたい動きとは違うような気がする。(絵巻物の時代には映像はなかったからくらべられないけど)

絵描きは絵を保存しておこうとするし、映像の人は動きを記録しようとしているし、一番大事なものも、作る動機も、目的も、もともとまったく違うんじゃないかと思う。
一人一人の人間の感覚の違いは、ここまで大きいのだ(小さいような気もするが)。
でも、一番大事ではなくても面白いものは面白いので、今日の上映を見られて良かった。

そのあと、大久保さんの奥様で、4月のソウル観光でもご一緒した京子さんや、大久保さん、森永さんやその大学のお仲間たちとみんなでまた飲みに行った。
前川さんとはここ4日のうち3日、一緒に飲んでる。。。感動のあまり、大久保さんに感想をわーわーとまくしたててしまった。。。

終電で帰宅したらFAXが届いてて「屋久島取材日程と注意事項」と書いてある。まったく心当たりがなく、たまげながらも、ええっ1/5出発!もうすぐじゃんとか、うーん飛行機イヤだなあとか、登山靴なんて持ってないよとかいちおう考えてから、よく見たら別の方に宛てたものだったので、ひと安心しましたとさ。

ガンホ会忘年会

渋谷・兄夫食堂にて、ガンホ会(ハングルプロジェクト)の忘年会。
中1日で、また前川さんにお会いすることになった。
前川さんのまわりの人々は今どきありえないくらいみんなタバコを吸うけど、韓国料理屋さんは煙の排出力が抜群なので、服や髪に匂いがつきにくくて良い。(わたしは吸わないけど、副流煙を気にして面白いことをみすみす逃すのは惜しい)

ガンホ会の集まりは夏以来。わたしもこのところ忙しすぎてちょっとほっぽってた。
会の名前の由来は、そもそも前川さんがソン・ガンホの大ファンで、このプロジェクトは、彼に前川さんの小説を読んでもらうためにはじまったから。

今回は欠席の人が多くて、プロジェクトについての話はほとんど進まず、結局、前川さんの武勇伝&恋バナを聞く会になっていた。
あれほどの恋愛の達人でもあんなにあれこれ悩んでるんですなあ。すごいパワーだ。。。

それにしてもマッコリってほんといくらでも飲めるし後に残らない。うちに帰ってからもうひと仕事できたくらい。あとズッキーニのチヂミが美味しかったな。作り方を教わったので今度やってみよっと。

久しぶりの社交

きょうは、ドットアーティスト、shioriさんの個展を見に、千駄ヶ谷のアートコンプレックスセンターへ。
わたしもドットは大好きなんだけど、shioriさんのドット好きは半端ではない。
メタルっぽい色の使い方が面白かった。4点揃いの、春めいた作品がとくに気に入った。

6月のアートフェアのときにご一緒した皆さんと再会して、シャンパンなど飲みながら、またのんびりおしゃべり。ああこんなゆっくりした時間は久しぶりだ。。。

来年の年末に、またACTさんでのグループ展に誘っていただいているので、それについてもすこしお話をうかがって、会場(すっげえ広い)を下見した。
まだ具体的なことはきまってないようで、なんだかよくわからないけど、なんとなく、この流れだと参加することになりそうな感じ。たたたいへんだ。

それから、アンファンテリブルの忘年会。
前川さんは最近またさかんにワークショップをされてるので、初めて会う方が多くて、去年・一昨年と欠席してたのもあって、最初は別の団体かと思った。

新旧ワークショップのお弟子さんたちや、役者さん、映画監督、カメラマン、文筆者、シングルマザー、まだ何者でもないけど映画を撮りたい22歳、などなど、あいかわらずいろんな人々のごった煮状態。みんなどっか不安定。しかしお酒は強い。

わたしはワークショップには一度も参加したことがないので自己紹介が面倒だが、きょうは最初からお酒入ってたせいもあるのかどうか、楽しく過ごせた。
昔は飲んでるあいだじゅう、うまく話せなくてずーっと黙りこんだりしてたな~。でもあんなへんな子がいても許容してくれる、不思議に懐の深い飲み会なのだ。今も昔も。

あいかわらずまわりの話題にはぜんぜんついていけないんだけど、わたしは絵描きです、とシンプルに言えるようになってからはずいぶんましになった。

酔うと思ったこと全部ぺろっとしゃべっちゃうので怖かったというのもあったっけ。それで飲み会の間しゃべったことを一言一句全部覚えてたりとかね。神経症だな。
いまは、しゃべっちゃってもまあしかたないかって思える。
22歳には戻りたくないなあ。いまだって何者でもないっちゃないけどさ。
でも、もう性格変えたいとか別の人間になりたいとかは思わなくなった。

英会話を習っていて、言葉がなかなかでてこないのは、頭が悪いからというより、そもそもしゃべるのが得意ではない性格のせいが大きいなあ、とつくづく感じるけど、もう性格なんて変えようにもどうしようもないとわかってるし。

久しぶりに飲んだら少し頭が痛くなってしまった。
2か月ぶんくらいの人にまとめて会ったような一日であった。

手作り市/東京コンテンポラリーアートフェア2009

今朝、家中のあちこちになにやら豆板醤のような赤いものがついていた。???と思ったらいつのまにか自分の指先が切れて血が出てた。。。わたしの血液は李錦記の豆板醤と同じ色。

Sちゃんと、大学時代の友人が出店していた雑司ヶ谷の鬼子母神「手作り市」へ。鬼子母神ってはじめて行ったけどいいとこだった。銀杏の大木が紅葉してきれい。

境内は出店者とお客さんですごい混雑で、めあてのお店をみつけるのに一苦労した。
そこらじゅう、髪飾りやら焼き物やらバッグやらお菓子やらいろんな手作り品の山。
フリマかあ~と思って気軽に行ったのだけど、けっこう見ごたえがあった。商売でやってないからか、ひとつひとつ丁寧に、いい材料使って作ってるし。それになかなかいい値段つけてた。名刺置いてるプロの人もいるみたいだった。
デザフェスとかでこういう雑貨を売ってるのみると、それどうなのよって思うけど、こういうとこで売ってるのみるのは、同じような品物なのに、素直に楽しい。

そうだ、ちょうどわたしもグッズのお店の内装やってるんだった。。。
わたしはグッズ作りには興味がなく、絵はがきと、トートバッグ(お店で作ってくれた)くらいしか置いてないんだけど、お店に置かせてもらえるのってラッキーなことだし、これはわたしもなんか作らねば。と、にわかにやる気をおこしたのだったが、そのまえに壁画をしあげて、DMも作って送らないといけないな。。。

それから池袋の東武百貨店で日本画の展示を見た。Sちゃんは日本画をやってるので。若い作家さんだったけど、すごく丁寧で明るい気分になるすてきな絵だった。
日本画は海外では売れないというけど、日本家屋にはやっぱり日本画が一番合うと思う。

そして東京コンテンポラリーアートフェア2009(御成門・東美アートフォーラム)へ。
アートフェアって一人で行くといつもざっと見てすぐ出てきてしまうのだが、友達と行くとゆっくりみることになるのでいいかも。

なんか小さい作品が多くて、売る気満々な感じ。まあアートフェアだから当然だけど。
で、またどれもこれもすっごく丁寧に描かれてるんだ。。。工芸品みたいに。
わたしはちょうどでっかくて雑な(笑)絵を描いてる最中なので、ああやっぱり丁寧に描かなきゃいかんな~、とつくづく思った。
越谷に通う回数をできるだけ増やそう。お店が終わったら撤去されてしまう壁画でも、どんな仕事でもちゃんと描かねばいかん。お金じゃなくて、プライドの問題だ。。。

そのあと英会話教室へ。今日でやっと50回目(1年で100回のコース)。最初の予定より2ヶ月以上遅れてるけど、もういっぱいいっぱい。
それでも一回が3時間だから、予習復習も入れるとけっこうな時間勉強してる。
そのわりには、ほんとにわたしは覚えるのがゆっくりだ。
でも最近はようやくビビらずにあいさつくらいならできるようになってきた。その日のコンディションにもよるんだけど。来年もう一年通えば話せるようになるような気がする。

とろみを感じる生き方

ちょっとスキをみて、くるりのライブ「とろみを感じる生き方」に行ってきた。
中野サンプラザの中に入ったのはじめてだ。

あー楽しかった。最後のほう、あたまぼーっとなった。楽しいのはいいことだ。
しかしくるりの曲ってノリは良くても手拍子しづらいのばっかりだからか、客席の盛り上がり方が微妙にもどかしい感じでそれもまた一興。

そういえばわたし浪人生のとき、立命館も受験したんだよなー
あのとき立命館に行ってたら、くるりと同級生だったかもしれないのにぃ~
…だからなんなんだって話だけど(笑)ファン心理ってことにしておいて。。。

魂のゆくえ

魂のゆくえ

    • アーティスト: くるり
    • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
    • 発売日: 2009/06/10
  • メディア: CD