考えなきゃ…

7月なので、トップページの画像変えました。
一見夏っぽいけど冬に撮った写真なので、背景の木の葉っぱが落ちてたり、空の青色は手彩色。雨降りの日だったから人形が濡れているし。

書類を整理していたら、10年くらい前の自分の写真が出てきた。
まあたしかに今よりずいぶん若いのだが、いくら若くてもしょせんわたしはわたしなので、見違えるほど美しいということもなく、なんとなくがっかりなのだった。

それにどことなく不安そうな顔つきをしているし。
そうだったな~、あのころには戻りたくないなあ。

しかし、最近は展示なんかで会った作家さんと、同じ年くらいかな?と思ってお話してたら実は7~8歳とか年下だったりして、20代の人も意外と老けてるなあ~とか思ったりもする。
わたしがイラスト始めたのだってもう7年前になるのだし、その年齢なら、ある程度しっかりしていて当然なのだが、それにしても。
わたしのほうが、ちゃんと進歩できてないってことだろうか。。。でも逆もあるしなあ。すごく年上なのが判明してびっくりすることが。

いつも展示するときは、展示が始まったとたん猛烈な後悔におそわれて、恥ずかしくて恥ずかしくて逃げ出したくなるのだけど、今回はあまりにもくたびれすぎてそんなふうではなかった。
でも反省点はいつもよりたくさんあるはずなので、のんきにしてる場合じゃない。

考えなきゃ、いろんなこと。。。

どうもありがとうございました

日曜日で、ACT ART COMの展示「わたしの鍾乳洞」、無事に終了しました。
真夏日だったり、雨降ったりの中、おいでくださったみなさま、(みなさんコメントに困って一瞬沈黙してしまうようでしたが、)大人の対応をしていただき、どうもありがとうございました!
全然イラストじゃないのに、出版関係の方にも来ていただいて恐縮でした。

わたしは毎日毎日昼頃から夜8時までちまちまと色を塗りつづけてたり、(土曜日には今回できる範囲ではほぼ完成したけど)お客様が通るたびに探検隊の小芝居をしたりしてたので、自宅で作業してた期間の疲れもあって、さすがにもうヘトヘト。
帰宅してメイクも落とさず気づいたら寝ちゃって朝、というのを2回もやった。

日曜日に展示が終わったあと、解体作業を途中までやって、月曜の朝、また赤帽さんにお願いして搬出。雨が降らなくてよかった。
それから部屋の大掃除を敢行(最終的なゴミの量は26袋)。やっとすっきりした。
で、今日は仕事もしないといけないのだけど、ぐったりしてウトウトお昼寝したり。

あのでかいオブジェ、自宅の6畳間に意外となじんでるかも。。。
あちこち直したいとこがあるので、改良してまたそのうちどっかで展示しようかな。でも、これでスチロールのでかい立体制作はひと段落ということにしようと思う。
ちょっと立ち止まって今回の反省とかしないといけないし。

展示の予定も、しばらくはないです。展示やるとほかのことができなくなるので。
オブジェに逃げないで、絵そのものをもっと丁寧にやりたいし、絵本のこともせっかく声かけてもらってるんだから真面目に考えないといけない。
ただ、もっと小さな立体はやるかもしれないけど。
連載小説の挿絵を描いてた新聞(小説部分は切り抜き済み)を全部取ってあって、これを素材になんか作れないかなー、と思ってるとこ。
今回ご一緒した、フランス人の作家さんが古新聞で作ってた作品が可愛かったし。

今月はずっと展示にかかりっきりになってて他のことがおろそかになってしまった。
仕事も、家事も、遊びも、そのぶんを取り返していかなければ。。。
英会話もほとんど行けなかったから、7月は週3くらいで通わないと!
げええ、、、これはちょっとたいへんだあ。。。

「ACT ART COM」搬入

ここ数日、湿気がひどくて、塗料が乾きにくくてほんとに参った。
きょうは朝から赤帽さんに来てもらって、搬入開始。
赤帽さんは軽トラだから、ふつうはあまり量は運べないらしいのだが、今回お願いしたとこは幌の高さが2mまで伸ばせるということで助かった。
運転手さんも、これほど軽くてかさばる荷物は初めてとのこと。ぎりぎりで荷台に収まってひと安心。

運送中、運転手さんに美大生かと聞かれた(!)
わたしはこの職業にしては、ほぼ年相応に見えるほうだと思うのだけど、作品がまだ塗りかけだったから学生と思われたのかなー。ううう
ま、これは趣味みたいなもんだからな。ふん。

会期中は、ずっとライブでペイントし続けるつもりでいたのだが、ここにきてどうもこれはライブ向きではないような感じがしてきたので、明日の内覧会までに形をちゃんと完成させなければ。でもお客さん少なかったらヒマだからずっと塗りつづけてるかもしれないけど。
まわりのブースを見るかぎり、今回は他の出展者のレベルが高そうだし、焦る。

夜、帰宅したら、部屋がすっごく広くなってて驚いた。

***

アートコンプレックス・センター(信濃町)ACT ART COM -Art & Design Fair 2009

特別内覧会 6/24(水)16:00~20:00(招待制)
一般会期  6/25(木)~28(日)11:00~20:00(最終日17:00まで)入場料500円

会期中はだいたいずっとブースにいるつもりですが、ときどき席をはずすこともあると思いますので、来られる方はご連絡いただければ、確実にお会いできるようにします。
ではでは、どうぞよろしくお願いいたします!!!(写真は24日にあきさんに撮っていただきました)

人形の家

展示の準備で、ひたすら発泡スチロールを削り続ける毎日です。
東急ハンズで買った、ウレタン用の長いナイフが超使いやすくて、斬鉄剣みたいにズバズバと斬りまくっております。

いま製作中の人形が7つと前に作ったのが2つで、計9つ、部屋にある状況。
みんな人間と同じくらいの大きさなので、ちょっとした蝋人形館のよう…。

なにしろ発泡スチロールなので、ゴミの量がすごい(写真はゴミの一部)。45リットルのゴミ袋に、今現在○○袋くらい(←秘密)。
世田谷区は発泡スチロールを燃えるゴミで週2回出せるので助かる。
でも一気に出すとさすがにまずい気がして、数袋ずつ小出しに捨てている。

人形の家というより、ゴミ屋敷かもな。。。

中華三昧ざんまい

忙しくなってくると毎日毎日「中華三昧」ばっかり食べてたりして、このままでは、わたし中華三昧になっちゃうんじゃなかろうか…?古典落語の「そば清」みたいに。

あれは体が溶ける葉っぱをなめたら消化できなかった蕎麦だけが残った、って話だから、まあちょっと違うんだけど、むかし子ども向けの落語の本で見た「そば清」の挿絵の、蕎麦が羽織を着て座ってるイメージが強烈で。。。

シングルベル

またまた、山本幸久さんの新刊をいただいてしまいました!
すごい題名。。。ダジャレ好きだけど。。。

山本さんの挿絵をさせていただいてる「文蔵」さんでの連載、「ジンリキシャングリラ」も面白いですのでお薦めですよ!

シングルベル

シングルベル

    • 作者: 山本幸久
    • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
    • 発売日: 2009/06/05
  • メディア: 単行本

賑やかしですが。。。

ハングルプロジェクトについて、いま活発にやりとりされてて、すごくわくわくする、、、みんなあたまいいなあ!
もうしばらくしたらネット上でなんかはじまることでしょう。

わたしは翻訳の戦力には全くならないけど、イラストを使って、みんなの息抜きになるようなコンテンツを作りたい。文字ばっかりだと息が詰まると思うし。。。
いままで描いて来た絵よりも、少しラフなタッチでできればいいなあ。
ラフって意外と難しいんだ、わたしはつい神経症的に描き込んでしまうから。

いまはみんなタダ働きだけど、ちゃんと出版できるクオリティのものにしたい。
まあ、楽しみにしててください!

赤いちゃんちゃんこ

先月に父、今月に母が還暦を迎えたので、きょうはお祝いランチ。
両親と妹夫婦と5人、恵比寿のウェスティンホテル内の「龍天門」で。

食事の前に、ホテル内にあるクラシカルな写真館で、記念写真を撮った。
先に5人で撮り、それから両親だけのショットを撮るときは、周りで写真家気取りで「いい笑顔だね~」とかなんとか囃したてた(邪魔?)。

その場でパソコン画面で撮影したもののプレビューを見せてもらい、右がいい、いや左かな~、と、ワイワイと選ばせてもらった。
緊張でほっぺたが痙攣したりしてたのだが、なかなかいい雰囲気に写っていた。
2枚だけのつもりだったけど、結局3枚プリントしてもらうことにした。

両親はあまり物欲がない人たちなので、プレゼントする側としても困っていて、妹が写真撮影するのを思いついたのだが、非常に良いアイデアだった。
1年前の妹夫婦の結婚式のときは、両親の写真を撮るどころじゃなかったし。
所要時間は30分弱。出来上がりは1ヶ月後になるそうだが、楽しみだ。

妹夫婦からは、ハンチング帽と、スカーフをプレゼント。
わたしは、赤いちゃんちゃんこを2着、持って行った。
あり合わせの赤いフリース生地(原価1000円くらい)で適当に作ったのだが、フリースだと端の始末が雑でも大丈夫だし、直線縫いだから簡単だった。
脇のマチ部分の布がちょっと足りなかったけど、まあそこは勘弁してもらって、寝るときとか、肩が冷えないように着るといいんじゃないでしょうか。

両親がちゃんちゃんこを着て、レストランの人に頼んで写真を撮ってもらった。(そういうつもりではなかったので少々恥ずかしかったけど)
そしたら食事のあと、二人に、マンゴープリンをサービスしてくれた。
お料理も美味しかったし、いいお祝いになって良かった。

ずっと雨が続いてたのに、今日だけポカッといいお天気だったのも嬉しかった。
もうすぐ祖母が米寿なので、金色のちゃんちゃんこを作ってと頼まれた。
金色というと。。。やっぱ総スパン?

ポイント還元

きょう、いつものようにスーパーで買いものして精算したら、レジのお姉さんに、突然「おめでとうございます!」と言われた。
いつのまにか、ポイントが1万円ぶんたまったのだそうだ。

それでレシートをサービスカウンターに持って行くと、すぐに封筒に入った現金1万円と引き換えてくれた。
そのときに、確認のためなのか、封筒からちらりとお札を引き出してみせてくれたのが妙に生々しい感じだった。現金というのはなかなかインパクトがあるものだなあ。

しかし、おめでとうございますっていわれても。。。
こういうのを臨時収入と言っていいのだろうか。
かえって今までこのお店でいくら使い込んだんだ…とか考えてしまうなあ。

そしてそれがわたしの血となり肉となり脂肪となっているかと思うと。。。

デザインボウズ

美容院の待ち時間にメンズ用のヘアカタログを眺めていたら、ボウズ頭のバリエーションがすごいことになってて、かなり楽しめた。
色だけじゃなく、レリーフのような模様が入ってたり、わざと7:3分けみたいに見える溝を彫ったり、いろんな工夫が満載。こういうの「デザインボウズ」って言うんだそうな。すごい語感…。
はじめて知ったけど、メンズ界では常識だったりするんだろうか?
これ見て「こんな感じにしてください」って頼むのかなあ。
おシャレとお笑いは紙一重だなー。

1日1通りもん

池袋の東武デパートで九州物産フェアをやってて、そこで博多通りもんを販売してるって案内が届いたんで、(去年つい思いあまってお取り寄せしたもんだから…笑)そのためだけに池袋まで行って買い込んで来た。。。ははは

脳みそが疲れたら通りもんチャージ!

でもあの甘さだから1日1個までに決めてるんだけどね~。

第四の壁

昨日、電車で、となりの席に座ってた奥様ふたり組が、テレビドラマで女装した俳優について楽しそうにおしゃべりしたあと、奥様たちの知人の旦那さんの趣味が女装することだったのがばれて、それが原因で離婚してしまったという話をしていた。
ふたりは、女装を見つけてしまった奥さんのほうに同情していた。

実際にどういうことがあったのかはその当事者にしかわからないことだけど、この奥様たちは、芝居を観るのが好きでも、客席で観ているだけで満足で、たとえば自分がステージに立ってみたいとか、テレビの画面の向こう側を見てみたいとは思わないのかもしれないな。

見えない第四の壁は、ステージと客席の間だけではなく、日常生活の中にも存在しているようなのだ。

わたしは役者じゃないが、ものを作って見せる側だという自覚はあるので、こういう場面に遭遇すると、なんだか複雑な気持ちになる。
わたしがお芝居を見るときは、ただの観客のひとりにしかすぎないわけだけど、どこかで世界が地続きになっているような感覚がある。
もしかしたら完全に別世界だと思ってたほうが純粋に楽しめるのかもしれないが、壁は、ほんとにあるのだろうか。あるとして、その壁は壊されるべきものなのか、壊さずにそっとそのままにしておくべきものなのか。

絵を展示すると、それを見に来る人もやはり、絵描きや、ものを作る人が多い。
でも、できるだけいろんな人に見てもらいたいのは確かだ。見るだけで満足の人たちも、きっと心を動かしてくれているのだろうけど、見る側と見せる側は、いったいどの程度までコミュニケーションできるのだろう。

電気街

きょうは秋葉原の雑居ビルの中をうろうろして、工具を買った。発泡スチロールを溶かして切るナイフみたいなやつ。
ニクロム線のじゃなくて、ハンダごてをパワーアップさせたようなもので、先端部分のパーツが何種類かついてて取り替えできるようになっている。
使いやすいかどうかは、使ってみないとわからない。

秋葉原は、平日の昼間でしかも雨ふりだってのに、人が多くて、その人ごみに混じってるのだから、自意識過剰になっても無意味なのだが、それでもああいうお店にひとりで入って行くのは、心理的ハードルが高い。
たぶん吉野家に行くのと同じくらいかな(ひとりで入ったことないけど)。