ヤポンチカ

きょうは前川さんのバンドのライブに行った。あんなに声を張ってる前川さん、はじめて見たかも。

前川さんの小説を韓国語に翻訳するプロジェクトの宋さんにご挨拶。
ゆるゆるのサークル活動みたいなものだそうで、実際に韓国で出版されるかどうかはわからないし、わたしの出番はあったとしてもだいぶ先になりそうだけど、おいしい焼肉屋さんでの会合に混ぜていただけるそうなので楽しみ。

素晴らしき、この世界~What a Wonderful World~展

来月、またグループ展に参加します。
場所は去年の暮れにも展示をやった、銀座のミレージャギャラリーさんです。
去年は立体を展示しましたが、今回は絵だけを展示します。
立体やると確実に受けるんだけど、そういう飛び道具はなしで、ちゃんと絵だけでも見せられるようにしないといけないなあと。
最近はやたらとこまかく描き込んだ絵が多かったので、なるべくシンプルに描こうと思っています。ミレージャさんは広いから準備がたいへん~。

『素晴らしき、この世界~What a Wonderful World~展』
12月3日(水)~8日(月)11:00~19:00(初日12:00から、最終日17:30まで)

浅川慎一郎/朝森ゆき/atom/岩清水さやか/榎原直人/くぼたまなぶ/さかきくみこ/塚本光/氷見ユウタ/平林枝里子

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ところで。。。
先日、わたしと生年月日と血液型が同じだというSさんからメールをいただいた。偶然このブログを発見されたとのこと。
Sさんはプロの占い師(!)なので、同じ誕生日の人にとても興味があるが、今まで会ったことはなかったそうだ。mixiの誕生日コミュにも同い年はいないらしい。
そういえばわたしも会ったことないな。人数の多い年代なのに。

Sさんは、早稲田の文学部の哲学科出身で、学生時代は演劇に熱中してたそうな。なんか経歴まで似てるし。。。双子!? 朝ドラ!? ………ロスジェネ?

さっそく、今度の展示の最終日にお会いすることになった。で、まさかとは思いますが、もしかしてこのブログ読んでる方で、1975年6月19日生まれ(B型だとなお結構)の方、ほかにいらっしゃいましたら、ぜひともご連絡ください。哲学科だったら笑えるけど、そうじゃなくてもいいですから。

わたしたちは来年は運気があがるので、積極的にチャンスを作っていくと良いそうですよ~。

酉の市

きょうは新宿で打ち合わせの後、花園神社の酉の市でちっちゃな七福神のついた熊手と切山椒を買った。夕方だったので見せ物小屋はやってなかった。
このごろはだいぶ寒くなったけど、酉の市の時期って感じはしない。
でも今年もあとふた月。長~い二ヶ月になりそうだけど…。

来月の展示で使うキャンバスを買って帰宅。
さっそく仕事机の頭上に熊手を飾った。商売繁盛祈願!

シルクドゥソレイユ「ZED」

舞浜に先月オープンしたばかりのシルクドゥソレイユ「ZED」に行ってきた。
劇場には、イクスピアリの奥、アンバサダーホテルを抜けて行く。かなり遠い。でもあのへん一帯の嘘くさい建築が、サーカスっぽいといえばサーカスっぽい。

わたしはシルクドゥソレイユ初体験で、今日は友人Kに連れてってもらった。
はー。。。楽しかったー!!! もう1回観たい!

あまりにもすごい技ばっかりでだんだん麻痺してくるとこもあるけど、空中ブランコとか綱渡りとか、生理的に魅きつけられずにいられない。
体操やらバトントワリングやらの元選手を揃えてるだけあって、動きがすごくきれいだし、音楽もよかったし、演出もおしゃれだし。

専用劇場でずっと同じ演目ならではの舞台装置もとっても豪華だった。
簡略な舞台装置を作っては壊しの繰り返しの日本的な世界観とは全く違う発想。
カナダ政府が援助してるそうだけど、その心意気、すばらしい。日本政府もマッスルミュージカルとかもっと支援してあげればいいのに。現在の歌舞伎があるのも明治時代に政府が支援したおかげなんだし。

それにしても、すべての子どもにはシルクドゥソレイユを観せるべきだ。
悩み事のある大人も観に行ったらいい。人間ってすごいなあって思うから。
友人Kによれば、ラスベガスでやってる演目「オー」がいちばん面白いらしいけど。
むにゃー。。。ラスベガスかあ。。。行ってみたいなあ。。。

東京デザイナーズウィーク

神宮外苑でやってた「東京デザイナーズウィーク」を覗きに行ってきた。
わたしは他人の目をあまり意識しない質なので、デザインやおしゃれについて語る資格はないんだけど、興味だけはあるので。

カーサブルータスに載ってるみたいな椅子がいっぱいあった。
こういうのって、なんか余分なものをそぎ落として洗練させてく方向なのかな。
わたしはノイズの混じったままの、雑然とした状態のほうが好きなんだなあと思った。

でも、ノイズを完全になくそうとするのは相当むずかしいことだろう。洗練させようとしてるのにうっかり雑音が混じると、かえって気持ち悪くなってしまう。
今日だって、隣の神宮球場で早慶戦をやってたのでBGMはコンバットマーチだったし。
おしゃれってたいへんだなー。。。

入り口で渡されたパンフ入りの袋にでっかく「TOKYO」と書いてあって、いかにもわたしおしゃれですよといいたげで、帰り道に持って歩くのが恥ずかしかった。

趣味ってなに?

今日は、マルプギャラリーさんでの西山亜紀さんの個展にお邪魔して、ゆっくりのんびりさせていただいた。入り口のところにどーんとあった、真っ黒な女の子の絵が好きだった。

それからお茶の水の楽器街をうろつく。
いまの住宅事情ではふつうの楽器は弾けないので、ずっとサイレントバイオリンが欲しいなあと思っていて、でもきっかけがなくて、ただ思ってるだけだったのだけど、先日、Iさんのピアノの発表会のことを聞いて、影響されてしまった。
絵と全然関係ない趣味があってもいいよなあと。

子どもの頃練習がつまらなかった理由も今ならわかる。
わたしは最初に理屈で納得しないとだめで、繰り返し練習して体で覚えるような方法では、興味を失ってしまうのだ。納得してさえいれば何度でも練習するんだけど。

それに発表会とか、目標がなかったせいもある。
弾くのは好きだったが、本格的にやろうという気も、趣味って感覚もなかった。
というか、趣味ってなんなのか、いまだによくわからない。わたしは純然たる趣味というものを持つことができるのだろうか。

まあ今さらバイオリニストになろうったって無理だけど(笑)、例えばお芝居観てる時でも、どっか仕事に役立てようと考えてるとこがある。
趣味を持つっていうのは大人である証拠なのかも、という気もする。

しかし、楽器屋さんでふつうのバイオリンとくらべると、(結局は別の楽器なわけだから弾いた感じが違うのはしかたないにしても)サイレントバイオリンの見た目はどうにもあんまり好きじゃない。使ってたら見慣れるかなあ。うーんどうしよう。。。

最近「牛のイラスト」って検索ワードで見に来る方が多いのだけど、年賀状用の絵を探してるのかなあ?もうちょっとしたらホームページにフリー素材をアップする予定ですが。。。
(11/8 ホームページに年賀状素材をアップしました。いちおう牛の絵。。。バッファローだけど。もし良かったらどうぞ~)

無駄な考えごと

この一週間は何もしてなかった。いや、仕事はぼちぼちやってたのだが、他には何もしてなかったので日記に書くことがなかった。

昨日の朝、ゴミを出そうと部屋を出たとき、郵便受けを開けたら、なにやらみっちり詰まっていたのがばさばさ落ちてきた。
マンガで靴箱から手紙が落ちるシーンみたいで、思わず立ち尽くしてしまった。
落ちてきたのは新聞とか雑誌とかDMとかなのだが。

ここ二、三日は、生鮮食品が尽きて、缶詰や乾物ばかり食べていた。
高野豆腐の味付けをいろいろ工夫してみたりするのはまあ楽しい。
しかし高野豆腐ってすごい食べものだよねえ。豆のまま備蓄できるのに、わざわざ豆腐にしてまた乾燥させてるんだもん。これはかなり高度な文化だよなあーとか、もうずうっとこんな調子で、無駄なことばかり考えていた。
でもそろそろ乾物にも飽きてきた。
新米がたくさんあるからまだ大丈夫っちゃあ大丈夫だけど、いいかげんに明日は買い物にいこう。

ごちそうさまでした

夕方、ひさしぶりにコンディトライシュピーレンに顔を出した。
モンブランと、名前忘れちゃったけどブドウのケーキを食べて、さらに非売品のムースを出していただいた上に、紅茶(アールグレイ、ずっと苦手だったんだけど美味しかった)3杯も飲んでしまった。

しかし、甘いものは別腹。。。(順番が逆だけど…)
そのあと池袋のディープな四川料理屋さん「楊」で、飛鳥新社のIさんとお食事。
真っ赤っかの麻婆豆腐は、いかにも激辛そうで少し心配だったけど、どちらかというと唐辛子より山椒の味が強い、はじめて食べる味で、ノドが焼けたりすることもなくサッパリスルスルと食べられた。
他のお料理もおいしくて、時間を忘れて楽しくおしゃべり。
ちょっと紹興酒が効いたかな。。。

手帳

帰り渋谷に出て来年の手帳とカレンダーを買った。
カレンダーはマーク・ロスコの絵のものにした。手帳はごく普通の薄いものだが、もう何年も同じものを使い続けている。

わたしは手帳に限らず、靴でもシャンプーでも化粧品でも、いったん気に入ると何代も何代も同じのをずうっと使い続けるタイプ。(母もそうで、先日など、母が今も使ってる乳液の瓶が美術館で展示されていた)

困るのは製造中止になったり、お店が無くなったりしたときだ。
今日も手帳を探しながら、そのXデーのことを考えて勝手に不安になっていた。
どうせ来年も再来年もその次の年も同じのを買うのだから、せめて5年先くらいまででもいいから、手帳をまとめ買いできたらいいのになー。

ダニ・カラヴァン展

きょうは世田谷美術館「ダニ・カラヴァン展」に行った。

まず入り口の梯子とお米のインスタレーションにびっくり。
次の、背景に砧公園が広々と見える部屋のインスタレーションも清々しかった。あの展示室に、あんなすてきな窓があったんだなあ。

他は設計図や模型や映像での紹介だった。
作品の性質上仕方ないけど、もっと大きいやつを観たかったな。(わたしは映像による展示を見るのはどうにも苦手なのだ。)

それにしてもあの大がかりな環境彫刻を作る人が、なんと挿絵描きからスタートしたっていうんだからすごいよなあ。(そりゃあ確かにいきなりあんな大きなものを作れるわけないけど。)
ダンスなどの舞台装置もたくさん手がけたのに、結局、舞台は後に残らないから彫刻の道にすすんだというのには共感できる。

あれだけ変化しているのに、初期から現在まではっきり一貫したものがあった。
初期のイラストも良かったが、彫刻と同じ風景の、海のコラージュが良かったなあ。
彫刻を先に作ったのか、コラージュが先だったのか。

頭の中にある夢みたいな風景を、紙に写すだけじゃなくて、建築みたいに実用性があるわけじゃないのに、実際に作っちゃうなんてすごすぎる。スケールの大きさに脱帽。

こういうのが千年後くらいには謎の古代遺跡になるんだろうか。
「平和」みたいに大きなテーマを持つと作品スケールも大きくなるのかも。

常設展の「アウトサイダー・アートの作家たち/大地の歌を描く人々」も面白かった。障害を持った作家たちの作品展(どういう障害なのかわからなかったが)。
じつはこっちのほうがわたしにはヒントになる感じだった。すごい自由さに参ってしまった。

キャンバス地を木枠に張らずに描いたり、油性ペンで描きなぐってあったり。
わたしもふだん下絵はマジックで描いてるので、かなり刺激的な展示だった。

音羽屋!

カウパレードの最終日なので、牛におわかれを言いにいった。
せつない。(オークションはいつのまにか締め切りが一週間延びてたけど)

それから、あきさんと歌舞伎座(夜の部)。
十種香は、玉さまの八重垣姫に福助さんの濡衣、菊之助さんの勝頼。
もう~…きれいできれいで、夢をみてるよう。刺客の松緑さんも良かった。
福助さんの英執着獅子も良かったなあー。わたしは福助さんの女形なのに健康的で強そうな感じがとても好き。
雪暮夜入谷畦道の菊五郎さんの直侍も、すっっっごくカッコ良かった。装置も小道具もまるで広重の浮世絵のように清冽ですてきだった。

あああー歌舞伎ってすばらしい。わたしもかけ声かけたいよー。
ただ芝居とはいえ父と息子による濡れ場にはちょっと引いたかも。。。
しかし何度も観てる演目なのに話をすっかり忘れてた(あほだ)。前のときは国立劇場で観たせいか、印象が全然違った。
いろいろ問題点はあってもやっぱり歌舞伎は歌舞伎座で観るのが一番だ。

歌舞伎座は再来年には取り壊し&建て替えだそうで、ついにきたかって感じだけど、うーん、残念なの半分、期待半分ってとこかな。(建て替えでチケットが値上がりしないといいのだけど。。。)

観劇後は「串の坊」で串揚げおまかせコース。美味しかったー。また食べ過ぎた。

牛の反響

イラストの仕事をしていて、この絵はどうだこうだと批評されることはほぼない。
仕事相手だと、気に入らなくても何も言われずに、ただ次の仕事がこないだけだし、展示を見た人にここが良くないからこうしろとか言われることもない。
それは、絵を言葉にするのが難しいからだと思っていた。小難しいことを考えずただ好きか嫌いかですむのがイラストのいいところでもある。

ところが、例のカウパレード、あちこちのブログであれこれ書かれている。
批判めいたことを書かれたりするのはほんとに初めて(褒めてくれた人もいたが)。
「アート」を批判するのは、わかってないと思われるのが怖くてできないけど、カウパレードだったらちょっとゆるいから誰でも突っ込みを入れやすいし、それに何か言うことに意義がありそうに思えるような、規模の大きなイベントだった。

でもその批判というのは、ようするに、その人の持っている理想のイメージにわたしの絵が合わないということだった。
うーん、それは、わたしにはどうにもできないことだ。。。

自分なりの理想を持っている人にとっては、このズレがさぞかし不快なのだろうし、その不快さはわたしにもよ~くわかる。
そういう人こそ、自分の作品の創作に向かうべきだと思うな。
その人とわたしは別の人間で、どうにもできない部分こそがわたしらしさで、もちろん欠点もあるのだが、それも含めていまそこにある作品がすべてなのだ。

まあ、わたしらしさを消したほうが普遍的な作品といえるかもしれないけど、、、どうにもならんものはどうにもならん。
開き直ってるわけではなくて、欠点をつぶすよりいいところを伸ばしたいので、せっかく指摘してくれるのであれば、欠点より長所を教えてもらえると助かるのだけど、とか言ったらずうずうしいかなあ。

挿絵描きみょうり

また、山本幸久さんの連載小説(PHP研究所『文蔵』で、12月号~)の挿絵をさせていただくことになった。今回で3作目。
これまででもう2年くらいは山本さんの小説の挿絵を描いてることになる。こういうのってとてもうれしい。挿絵描きみょうりに尽きる。
きょうは編集さんと打ち合わせだった。また面白くなりそうだ。
それで打ち合わせがおわって自宅に帰って郵便受けを開けたら、なんと山本さんの分厚い新刊がどーんと入っていて、たまげた。
いつもどうもありがとうございます!

ある日、アヒルバス

ある日、アヒルバス

    • 作者: 山本幸久
    • 出版社/メーカー: 実業之日本社
    • 発売日: 2008/10/17
  • メディア: 単行本

まんまるおなか

ふと気がつくと世間は連休で、ぽっかりと仕事のない時間ができた。
実家に帰るなら今週しかないと、ばたばた帰省。
ちょうど妹が初の里帰りをしていたので賑やかな食卓。
やっと結婚式のときの写真を見せてもらった。

母は栗ごはんやらジャガイモのコロッケやら得意料理をつぎつぎと繰り出し、起きている間はずっとなにか食べている状態。。。
父もそうだが、とにかくわたしたちになにか食わせねばっていうのが、ほとんど強迫観念みたいになってるようだ。

読まなければならない本がいくつかあるので実家にいる間に読んでしまおう。

アヴァンギャルド・チャイナ

アヴァンギャルド・チャイナ―〈中国当代美術〉二十年―展(国立新美術館)に行った。
中国は、他の国々でモダニズムが終わった後に、一気に現代美術に触れたっていうんだから面白い。

「表現の自由を回復する有効な手立て」としての現代美術。そうかあ、そういうものかあー。
やはりモダンというよりアヴァンギャルドという呼び方が合っている。前衛というか、アングラというか、すごく攻撃的。

作品からは切実なエネルギーを感じたが、全体的にかなり暗いエネルギーだった。
他の国々のアヴァンギャルドに比べても「お洒落さ」が抜けてると思う。
でも、政治的だったり、社会的だったり、明確な敵が存在していて、芸術運動の集会の資料とか見ても、なんだかむやみに臨場感があった。
外国人からみても、作者の感情や動機や、やむにやまれぬ衝動がありありとわかる。言葉に変換してああだこうだと言いやすいし、批評されやすいと思う。

政治とか経済とか戦争とかが歴史のメインストリームなのだろうが、美術は、それとは別の流れで(もちろん政治とまったく切りはなすことはできないが)、批評的に、世界なり時代なりを俯瞰するためのきっかけとして利用されているのだ。
それはそれで面白いけど、美術は本来個人的なことのはずなので、とても不思議だ。
個人的でも、世界に開かれてるものと開かれてないものとがあるということか。

最近の中国美術は、政治的なテーマから離れる傾向にあるようだけど、逆に言うとちょっと前までは芸術家も政治のことで頭がいっぱいだったんだな。

今、中国の政治家は美術をバックアップしてるらしい。政治経済だけでなく、文化が認められなければ一流の国になれないからだそうだ。
中国の作家は国のために絵を描くという意識を持って活動しているのだろうか。
売れる作品は人を集めて大量生産したりもするそうなのだが、そういう姿勢は社会主義と関係あるのだろうか。それとももっと昔からそういう傾向があるのだろうか。