マッチ展はじまり&カルタ展搬入

さて、あいにくの、超冷たい雨模様の中ですが、今日からオーパギャラリーさんでマッチ展’09が始まりました。

まだわたしもじっくり見てないのですが、とっても楽しい展示です。
わたしのは、去年作ったマッチ箱のシリーズに一種類追加したのと、小さい人形をひとつ出展しました。しかしこれが、、、うーん、、、
角度によってかわいくなったり凶暴になったりする顔になってしまった。能面かよ。

あと、13日からギャラリーダズルさんで展示するカルタの絵も、さきほど仕上げて郵送搬入しました。これはちょっと地味というかあっさりした感じの絵になりました。

どちらも人数の多いにぎやかな展示なので、ぜひ気軽においでください!
在廊日とかは決めてませんが、できれば期間中に顔出ししたいなあ。。。

『オリジナル燐寸ラベル&マッチ箱アート展 vol.8』(オーパ・ギャラリー)
1月9日(金)~26日(月)11:00~19:00(1/15・22(木)休廊、最終日17:00まで)
青山タルト/赤池佳江子/浅羽容子/浅見ハナ/あずみ虫/阿部千香子/綾幸子/新井美惠/安藤忠/生駒さちこ/市川彰子/伊藤絵里子/伊藤正道/井上コトリ/いはら遊/今井有美/岩清水さやか/うえだしげこ/eto/大石和美/大竹悦子/大塚直樹/大西洋/岡田寿/岡田里/岡田千晶/岡野祥子/オバタクミ/海谷泰水/加藤豊/狩野明子/鎌田光代/ガムリアンズ/亀澤裕也/河合美波/カワシマミワコ/神田ゆみこ/元女博司/きたざわけんじ/北村人/木村晴美/コイデヒロミ/熊本奈津子/小巻/こまきまこ/サイトウマサミツ/斉藤美奈子ボツフォード/坂谷はるか/櫻井乃梨子/佐々木一澄/佐藤昌美/三溝美知子/下杉正子/正一/スガミカ/瀬藤優/曽根愛/TAIZO/竹松勇二/竹本侑樹/田尻真弓/田中ひろみ/タムラフキコ/丹下京子/唐仁原多里/トミタカズユキ/ナイスケイコ/内藤彰子/内藤あや/9square/中井絵津子/中島梨絵/中本繁/成瀬修/にしざかひろみ/野見山響子/長谷川あきこ/ハマダミノル/ハヤシフミカ/HITO/平澤朋子/HIROMBERRY/古谷充子/poe/先斗ポン太/マスリラ/マチャ/松島由林/松本典子/みずうちさとみ/むらこしさとこ/村松葉子/目羅健嗣/茂木沙苗/もとき理川/もりあやこ/森部志保/森本ふみ/森脇知子/諸戸佑美/保光敏将/矢作信雄/山口マオ/山崎美帆/山下以登/山田心平/吉井みい/吉田稔美/ワクイアキラ/ワタナベモトム/わたべめぐみ

『いろはCarta展』(ギャラリー・ダズル)
1月13日(火)~25日(日)12:00~19:00 (月曜休廊、最終日17:00まで)
あずみ虫/尾崎千春/永田徳子/池田八重子/難波みえ/さかきくみこ/マツモトナオコ/田島直人/瀬知エリカ/近藤みわこ/斎藤浩子/みずうちさとみ/櫻井乃梨子/阿南ミライ/おおさわゆう/ワタナベモトム/ヨダヒロユキ/ナツコ・ムーン/岩清水さやか/JUN OSON/松波良仁/宮川いずみ/クボ桂汰/佐藤桂輔/妃呂麿/相澤泉水/佐川康子/サイトウトモミ/斎藤ヨーコ/米山夏子/eto/小松容子/佐々木一澄/南奈央子/前川明子/今井有美/山下以登/林幸子/まゆみん/オオスキトモコ/堺直子/ナイスケイコ/青山タルト/ラブパンダ/堀川直子/板橋史子/宮田知佳/山極冴子

心配

関西に戻った友人Kがインフルエンザで倒れたそうで、心配。。。
わたしにうつってないか気になったらしく、メールがきた。

たしかに、わたしは今寝込んだらシャレにならないが、インフルエンザの潜伏期間は1~3日だそうで、今のとこ元気だからうつらなかったようだ。

友人Kにはこれから大事な仕事がひかえているし、ゆっくり休んで元気を取り戻して欲しい。
もうちょっと近くに住んでたらいいのにな。。。

あけましておめでとうございます

ようやく年賀状書きおわりました。めでたい~。
ボールペンのインクがすごく減った。
明日、郵便局に行けさえすれば、今年はどうにか松の内に届く!
これがプレッシャーになって、胃痛をおこしたり、ブログ更新も滞っておりました。。。
でもお正月からわたしのサイトなんかみてたらいけないよ。

大晦日の晩に帰省して、ひと月ぶりにお酒飲んで(涙)、二日に東京に戻った。
三日は、東京に帰省していた友人Kとふた月ぶりにちょこっと会ったが、ふたりともなんだかローテンションで、言葉少なにガレット食べた。

今年の目標は、運動不足解消と、あまり考えすぎないこと。
あと、今年は少しでも時間ができたらとにかく切符を買って遠くに出かける。視野を広げたいのと、できれば日本の輪郭を実感できないものかと。

飛行機苦手なのもあるけど、距離感をつかみたいので電車かバスでのんびり行きたい。それでMacbook買ったのだけど、これ、持ち歩くには重たいなあ。。。
登山用のディパックとかに入れたら少しはラクなのかな?
とりあえず元旦に地元のお寺で旅行安全お守りを買った。

お買いもの

DJOZMAが引退しちゃって悲しいので、
、、、というわけじゃないけど、
Macbook買った!

アルミのやつ!
ヤマダ電機で!

安っ!!!!

これで実家でも仕事できるようになってしまった!
嗚呼なんとゆう。。。

ふー。

きのう年内最後の〆切をすませて、さ、年賀状の絵描かなきゃ、と下描きしたものの仕上げが面倒になって放棄。

あっそうそう、早くしめ飾り出さなきゃね、そんなら玄関掃除しなきゃ、ついでに窓拭こ、おや、ランプシェードに埃が、、、とやってるうちに家中ピカピカ。
先日母にもらったオレンジ洗剤のあまりの強力さに我を忘れ、熱狂的に磨きまくる。
今年は窓だけ拭ければいっか~、なんて思ってたのに。
結局毎年このパターンできっちり大掃除をすませている。

で、部屋が片付いたら年賀状書くかっていうと、次の展示用のキャンバスの地塗りやら粘土のモデリングやらをはじめてしまうのだった。

干し柿の第2弾が、ものすごく美味しくできた。
なんでなんで?作り方なにも変えてないのに。。。柿自体のせい?寒さのせい?

ここにきてぬか漬けががぜん美味しくなってきた。
秋頃に室温で放置してたら表面にカビが生えてしまったのだが、それを境に味がこなれた。
冷蔵庫に入れっぱなしで、思い出したときにお箸で混ぜるという超適当なやり方なのに。
手も臭くならないし、ぬか床って冷凍保存もできるらしいし、わたしでもできるんだから、ぬか漬けってだれでも気軽に作れると思うなー。

今年の目標は、「もっと目立ちたがりになる」ことだった。
それは少しは実行できたかな。。。?
この目標は来年も継続することにしよう。
あー、今年は忙しかったな…。1年前って遠い昔のことみたいだ。

最初日記を書き始めたときは、なるべく仕事のことは書かないと決めてたのだけど、日記をブログに移行してから、エントリをたくさん書かなきゃいけない気がして、つい小生意気なことをたくさん書き流してしまった気がする。
それはそれで面白いと言ってくれる方もいるのだけど、日記だけみるとなんかわたしって小難しいことばっかり考えてる人みたいだ。

来年は、もっと楽しいことを書きたいな。

今後の指針

本って素晴らしいものだし、出版不況はたしかに困る。
出版はたくさんの人に絵を届けられる素敵な手段なのだから。

でも、こういっちゃなんだが、出版されなくても絵は描ける。

聞きかじった話では、世の中で動いてるお金は、貧乏人のお金で、景気の善し悪しは、主婦のお財布のひものゆるみ具合で決まるらしい。

本物のお金持ちは、景気には左右されない。
本一冊の値段は貧乏人が買ってもお金持ちが買っても一緒で、たいていの人は貧乏なわけだから、貧乏人が買わなかったら本は売れない。
だから絵描きが出版社からお金をいっぱいもらおうとしても、貧乏人のサークルでお金がまわるだけだから、限度がある。
ちっちゃくなったパイを奪い合って心が荒んだら、描く絵も貧乏くさくなると思う。

そんなのやだ。わたしはただ、穏やかな気持ちで絵を描き続けたいのだ。

てことはお金持ちに作品を買ってもらうことを考えねばなるまい。
そんなことができるのは、小説家でも漫画家でもミュージジャンでもなく、画家とか工芸家とか服飾デザイナー、つまりモノを作る人だけだと思う。

わたしはいままで原画は売らない方針できたけれど、それなりの人に買ってもらえれば、自分で絵を保管するより安心かもしれない。

ここ数年のアートバブルもすでにはじけてしまったので、なんでもかんでも売れるわけじゃなくなってしまった。
評価の定まったものでないときびしいだろうけど、要するに、わたしが生き残るためには、いやらしい話だけど、一人でいいからわたしの絵を好きなお金持ちを見つければいいわけだ。

根拠はないが、世界のどこかに絶対にいると思うし、一人いれば二人いるはずだ。

どんな人かわかんないから、さしあたり好きなものを描いててかまわないと思うけど、その人の目に触れ、心を動かすにはどうしたらいいかってことを考えたい。

消えるホットケーキ

書類の中から、ひと月以上前に図書館で借りた本が出てきて、あわてて返しに行った。あ~もう。。。

貧乏くさい話。
こないだ、ずっと使ってた名刺入れがこわれてしまった。
展示のオープニングパーティなどでは大勢と名刺を交換して回るので、厚みがあってたくさん入って重宝していたのに…。

名刺入れって言っても、もとはポケットティッシュ用のプラスチックケースで、表面にフジテレビの犬の絵が描いてあった。

もう6年くらい前だと思うけど、叔母といとこが函館から遊びにきたときに、一緒にお台場のフジテレビの見学に行って、スタンプラリーの参加賞でもらったのだ。(テレビ観ないからスタジオとか番組の資料とかにはほとんどピンとこなかったけど)

しかもじつはこれ2代目で、初代がこわれたあと、かっこわるいなーとは思いつつも、便利さに負けて、妹がもってた同じものを譲ってもらって再び使ってたのだった。
タダでもらったものをこれだけ使いたおしたらフジテレビの犬くんも本望であろう。

図書館に出かけたついでに750円くらいのカード入れを買ってきた。
あまりたくさん入らないが、体裁はだいぶましなので、しばらく使ってみようと思う。

ワンポイントメモ

柔らかくなった柿を牛乳代わりにホットケーキに混ぜたらおいしかった。
あつあつを食べるべし。あと焦げやすいので注意。

…ええ、焦がしましたとも。
(裏返したらフライパンと保護色になって、消えたように見えてびっくりした)。

やっぱり今年は一般企業は26日で仕事納めなのかなあ?
むむむあと六日しかないじゃん。。。ぐはあ

ただいま~!!!

ここのとこずっとお部屋に閉じこもって遠~いところに行ってて、その間、絶望のふちをさまよったり歓喜の渦に飲み込まれたりと、まあいろいろありましたが、昨日無事に帰還しました。
気がついたらもう年の瀬じゃないか。。。柚子買ってこなきゃ…

それでなにやってたかというと、偕成社さんから出る児童書「放課後の怪談」の挿絵。
児童書だから大きな絵が多くて、これだけ描いたら画集といっていいのでは。(ただ、表紙は別のイラストレーターさんが描くんだけどね~。むーん。)
怪談と言っても読後感はさわやかなので、そういう感じが出てたらいいなあ。

で、これからあかね書房さんの「怪異伝説ダレカラキイタ?」シリーズの続きにかかります。
今年の春に出た第1巻「タタリの学校」を描かせていただいてて、2、3巻の挿絵は他の方の担当だったのだけど、第4巻「恐怖の教室」で再登板ということで、怪談イラストレーターとしての地歩を着々と固めつつある今日この頃であります(笑)。
こちらの読後感はモヤモヤ~っと不条理なのでそういう感じを出せれば。

わたしにはいわゆる霊感はないし、子どものころは幽霊とか信じてなかったのに、むしろ大人になってから、そういうのが見えることはあるだろうなあ、と思えるようになったし、怪談ってなんか人間にとって自然なもののような気がするな。
仕事じゃなかったら読みたくないけどさ。だって怖いもん。

というわけで、教室のみんな、待っててねー!

こもってた途中、なんの脈絡もなくすっごいビジョンが見えて、そのとき走り書きしたメモが、今読むとかなりヤバい。

「さしあたってやりたいことがわかった。お城だ、わたしはお城がつくりたいのだ、、、きっとライフワークかもしんない、、、いまならルートヴィヒ2世とかシュヴァルとかの気持ちがわかる気がする!!!」

って書いてある。パラノイアかわたしは。いや、お城つくりたいけど。

現実には、忘年会もキャンセルし、歌舞伎のチケットも取ってたのに泣く泣く観るのを断念。
福助さんの八ツ橋見たかったな…。
それにしても、こもる前にリンツのオレンジチョコを買い置きしてた自分に拍手。

そして昨日は1月に展示をする銀座芸術研究所の下見に行った。
ずっと前に展示したことのあるギャラリーeシエスタと同じ住所だなあと思っていたが、行ってみたら同じ部屋だった。全然違うギャラリーなのに。縁のある場所なんだろうか。

今展示中の作品はバリバリの現代美術だった。うげげ。
1月の展示は「GIRLY」をキーワードに作家を選んだのだそうで、わたしの絵ってガーリーだったのか…、とちょっと驚いたが、けして嫌ではない。
そういう言葉でくくられてはじめて存在を認知してもらえるということもあるし。
ただ、わたしよりガーリーな絵を描く人はイラスト界には山ほどいるように思う。

そのあと、森流一郎さんの新聞小説の挿絵の個展(ギャラリーハウスMAYA)へ。
絵はもちろん素晴らしかったのだけど、膨大な量の挿絵が掲載紙を切り抜いてきちんとファイリングされてたのが圧巻。あと、絵の女の人が奥様によく似てるなあと思いました。

同時開催の時代小説挿絵のグループ展「江戸絵草紙十八番」も堪能させていだたきました。

帰り、外苑前から千駄ヶ谷に出ようとして歩いてたら道に迷い、原宿についた。
都会はどっちに歩いても駅にたどり着けるから助かる。東京が砂漠でなくて良かった。
でもわたしは時々駅の階段で転んだり、電車とホームとの隙間に落っこちたりするので、ふつうに暮らしているだけでも(幽霊が出なくても)都会は危険がいっぱいだ。
主に自業自得なのだが。。。

どうもありがとうございました&つぎの展示予定

昨日でグループ展終わりました。
けっきょく、水曜日以外は毎日ギャラリーに顔を出していたので、ずうっと寝不足で日に日に顔がむくんでいき、最終日なんかほんとヤバかった。。。(家に帰ってパッタリ倒れて気がついたら夕方。20時間も眠ってしまった。)

壁のあるところで展示するのが久しぶりだったせいか、こんな年末進行の時期なのに、たくさんの方においでいただいて、たくさんお話しできました。どうもありがとうございました。
わたしもギャラリーを出たり入ったりしていたので、お会いできなかった方もいらっしゃって、非常に悔しかったのですが、ほんとうにどうもありがとうございました。

グループ展は他の作家さんの作品を見られたり友達が増えたりと、利点も多いけど、せっかく来ていただいたのに作品の数が7点だけというのも申し訳なく、やっぱりそろそろ個展のことも考えなきゃいけないなあ、、、と思いました。

と言っておいてあれですが、つぎの展示、1月はなんと3つのグループ展に参加します。
今年9つ展示をやって、すごくたくさんやったなー、って感じなので、これはさすがにやり過ぎ。しかも期間が完全に重なってる…。
だけど、声かけてもらったら参加したいし、断るにもエネルギーがいるし。
いま抱えてるあれやこれやは、来年の春にはひと段落つくので、それ以降の時間とお金の使いみちは、また慎重に考えよう。
来年は、今年とは違ったことをしていきたいし、とにかくどっか旅に出たい。

1月9日(金)~26日(月)
『オリジナル燐寸ラベル&マッチ箱アート展 vol.8』(表参道、オーパ・ギャラリー)
11:00~19:00(1/15・22(木)休廊、最終日17:00まで)
去年も参加した、お祭りみたいな、とっても楽しい展示。
今度は111人も参加するそうです。うもれないようにしないとね~。

1月13日(火)~25日(日)
『いろはKARTA展』(外苑前、ギャラリー・ダズル)
12:00~19:00 (19(月)休廊、最終日17:00まで)
48人で、かるたを作ります。わたしの担当は、さやかの「さ」。
読み札の言葉まで考えなきゃならないのですが、うーん、こまったな。。。

1月13日(火)~24日(土)
『ジュリエット&ジュリエット』(銀座、銀座芸術研究所)
15:00~20:00(18(日)休廊)
現代美術の作家さんたちの展示にまぜていただきます。うわあ。
企画画廊での展示は初です。キャンバスにアクリル絵の具という指定です。
しかしジュリエットって?…シェイクスピア? マルキ・ド・サド(読みたくないよ~)?

今後は、表参道でやるときはパソコン、銀座では絵の具と分けようかなー。
というわけで、どうぞよろしくお願いいたします。

暖冬

きょうは急に寒くなったけど、それでも今年はあったかいなあ~と思ってしまうのは、毎日ヒートテックを着てるからだろうか(笑)

わたしは自分のことをずっと人見知りだと思っていたし、「人見知りは案外うまくいく」という本の装幀までさせてもらったほどだが、ハタと、ほんとうはわたしは人見知りではない、ということに思い当たった。ひとりでいるのが好きだし、ひきこもりだけど、人に会うのは嫌いではないのだ。

ここ2、3年で人に会う機会が増えて、場数をふんだらだいぶ慣れてきた。単純にスキルがなかっただけなのだった。

人見知りの本来の意味は、他人のことを勝手に想像して、ろくに知りもしないのに知ったつもりになることだと思う。わたしには想像力が欠落しているので、人見知りしようにもできない。
まあ、スキルが身に付くのが遅かったのも、想像力が足りなかったせいなのだけど。

そもそも、知らない人の気持ちなんかわかるはずないし、どんなにたくさん話したってその人のこと知り尽くすことはできない。

不特定多数に愛想をふりまいたりするのはイヤだし、嫌いな人と毎日机をならべて仕事なんて絶対無理だし、気分が乗らないときに誰かに会うのは面倒くさくなってしまうが、基本的には、会いたい人には会いたいし、会いたくない人には会いたくないだけなのだ。

ははは、わたし長生きしそうだなー。

底なし沼

イラストレーターになりたいという人に相談されることがたまにあって、なんでわたしなんかに聞くんだ、って思ったりするのだけども、そういうとき、わたしは、ほんのちょっと前までは、イラストレーターというのは人として最低の職業だから、いろいろ他の仕事を試してみて、どうしてもこれしかできないとわかったら、それから目指しても遅くはないですよ、と答えていたし、心の底からそう思っていた。

でも最近はちょっと考えが変わった。
なりたいならば、そう言ってるだけじゃなくて、さっさとなってみればいい。
自称でいいので、なるだけならほんとに簡単。
それで合わなかったらやめればいいし、やめられるならやめたほうがいい。

それに、イラストレーターやっているうちに、それよりさらにどん底のヤバい人たちがいるのがみえてきた。

だからイラストは通過点としてそっちに行くケースもあるだろうし、このまま踏みとどまれるなら踏みとどまったほうがいいし。
ああ、底ってないものなんだなあと。。。思うわけです。

こないだ世界堂の絵の具売り場にいたら、某・超有名芸能人が隣で買い物してた。
そりゃ芸能人と言えども画材買うなら画材屋にいくだろうし、わたしは絵の具を物色するのに夢中で隣なんか見てなかったので、はじめは全く気がつかなかったのだけど、わざわざその人、口笛吹いて自分の存在をアピールしてきたのだ。(その通路にはわたしとその人しかいなかった)
単に、休日でウキウキしてただけかもしれないけど、ふつうあんなホコリくさい画材屋で口笛は吹かないだろう。

びっくりして思わず二度見してしまった。
業が深いと言うか、なんというか、、、ばかなやつだなあと思った。
同時に、あれだけ有名になるにはこれくらい目立ちたがりじゃなきゃいかんのかもな、やっぱり、すごい人なんだろうなあと、うっすらと尊敬した。

アーティストって言葉がなんかイヤな感じがするのは、あれは差別語だからだと思う。
一方ではすごいすごいと持ち上げつつ、ほんとは最低なのはみんなわかってるのだ。
アーティストたるものはピュアであることを期待されがちだけど、ピュアってのはバカってことじゃん。
河原乞食とか昔から言うし、おバカタレントが流行ったりとかするのも、根っこは同じことなんだろうなと思う。

搬入&オープニング

今朝、バタバタと展示の搬入をすませた。
部屋でおおあわてで仕上げて梱包したときはかなりがっくりときてたけど、ギャラリーで飾ってみたらまあまあかなという気がしなくもなかった。

以前より良くなったところ、面白いところもあるが、納得いかないところも多い。
しかしあれ以上いじっても、多少はキレイになるだろうけど、本質的には改善できそうにないし、もうどうしていいかわからない。
うーん、うーん、、、まあいつものことなのだけど。。。壁だ。壁がきた。
今回はコンセプト&インパクト勝負の連作なので、鑑賞のコツは、絵からちょっと離れて全体を遠い目で見ることです。

先日からベランダで作ってた干し柿は、あっけなくふつうに美味しいのができて、ふつうすぎてとくになんとも言いようがない。
しいて言えば半分に切らないで丸ごと作ったほうがジューシィにできたかも。でも小さいと気軽に食べられてこれはこれでよい。もっと薄く作ってもいいかもね。

南日本新聞の夕刊が休刊だそうで、今まさに挿絵の連載中なので驚いた。でも小説は最後まで載せていただけるそうで、ひとまずほっとしたけど…。
カラーのきれいな新聞だったのになー。残念です。

『素晴らしき、この世界~What a Wonderful World~展』在廊予定

もう12月ですってよ奥さん!!!
3日から久々の展示です(と言ってもカウパレード終了からまだひと月半か…)。
去年の暮れにもやった、銀座のミレージャギャラリーさんで。
P20号のキャンバス7枚の連作です。現在、例によって必死こいて描いてます。
去年なんか結局描き終わらなくて、ライブペインティングとかうそぶいてギャラリーで描いたりしてたけど(最低~!)、今年はそんなことないようにしますので。。。たぶん。

いまのところ、3日(初日。疲れはててへんなテンションになってるかも)は終日、6日は夕方から、8日(最終日)は14時くらいから、ギャラリーにいる予定です。(途中食事などに出るかもしれませんが、ギャラリーの方に声をかけていただければなるべく急いで戻るようにします。)
お目にかかれればさいわいです。どうぞよろしくお願いいたします。

『素晴らしき、この世界~What a Wonderful World~展』
12月3日(水)~8日(月)11:00~19:00(初日12:00から、最終日17:30まで)

ではでは、おまちしてます!
(あ、あと金曜にも顔を出します。日曜もできれば行きたいんですが、、、)

メトロにのって一周年

「CREA」さんで、酒井順子さんの地下鉄エッセイ「メトロにのって」の挿絵を描かせていただいていて、今月でちょうど一周年ということで、きょうは、酒井さんと、編集部の方々と、新宿御苑「礼華」で、記念のランチ。
とっても上品できれいなお料理で、さすがにたいへんおいしゅうございました。が…、あー緊張した~!うっかりへんなこと口走らなかったか心配だ。。。

女性誌っていうとちょっとアウェイ感覚なもので。ついこう、露悪的に。。。
でもごあいさつできてうれしかった。どうもごちそうさまでした!