笑うということ

友人Kから「クウネル」の最新号を読むようにとの指令があったので、買ってきた。
江國香織さん姉妹の往復書簡のページに、カウパレードについて書かれていた。
昨年亡くなられた江國さんのお母様が、たまたまカウパレードを見かけて、なんだかわからないまま、笑いが止まらなくなった、という思い出の話だった。

なるほど…。

牛塗りをした当人でさえわけがわからないイベントではあったが、そんなへんなものがただそこにあったというだけで、知らない誰かの大切な思い出になっていたりするし、思い出を持ったまま死んでいく人もいるのだな。。。

一体一体に描かれた絵がどうこうというのでもなく、こんなのはくだらないイベントだと切り捨てるのでもなく、わけがわからないことそのものを、おおらかに笑ってもらうということもあるんだなあ。

チョコマロン

函館から買ってきたお菓子がお部屋に山のようにある。
わたしは六花亭ならバターサンドよりチョコマロンっていうのが好きかも。

でも、ずいぶん前に食べたっきりで記憶が曖昧だったので、たしかこれだったような、と4つ入りのをひとつ買っただけ。
あー、もっとたくさん買ってくるんだったなー。。。(といっても賞味期限が短いからそんなには食べきれない。)
六花亭のお菓子は東京でも買えるけど、チョコマロンはどうかなあ~。

味が美味しいお菓子は世の中いろいろあるけれど、美味しくてかつ小腹がすいたときにちょうどいい量のお菓子って、なかなかみつからないと思いません?
家で仕事のとちゅうにケーキとか食べちゃうとおなかいっぱいになりすぎるし。
和風すぎず洋風すぎずの微妙なバランスのお菓子がいいんだなー。

博多通りもんとか、きぬの清流とか、ちんすこうとか、菜香の菊花酥とかといっしょに、わたしの心のお菓子箱にしまっておこう。

ついでに書くと、、、
わたしが今まで食べた中で一番おいしかったお饅頭は、

大伯母が亡くなったときの葬式饅頭で、函館の千秋庵総本家(六花亭のルーツでもある)で特注したものだった。

死んだあとに配られるお饅頭が美味しいって、いい死に方だなーと思う。

オルゴォル大詰め&お祓いについて

さてオルゴォルの連載は、いよいよ大詰めになってきました。きゅう~
南日本新聞さんの夕刊が今月末で休刊になるので、それにあわせてフィナーレです。

もともと南日本新聞での連載はスタートが3ヶ月くらい遅かったので、12月から毎日3回分ずつ掲載されているのだけど(カラーだし、これは壮観)、ウィキペディアの南日本新聞の項にもそのことがしっかり載ってた。細やか~

で、それと入れかわりに、群馬県の上毛新聞さんで、3/1からあらたに掲載がはじまるそうです。初関東圏!千葉育ちとしては、群馬は天気予報でうつる範囲だから近い感じがするなー。

ところで去年は後厄だったからお正月にお祓いに行ったのだけど、なんだか怪談のお仕事が続くので、今年もお祓いを受けたほうがいいのだろうか…、と思ったら、「怪異伝説ダレカラキイタ?」の著者の加藤一さんによれば、実話じゃない怪談なら、お祓いを受けなくてもたぶん大丈夫なのだそうだ。

なるほど、そういうものか。。。じゃあ、わたしは必要ない…のかな?

次のイベントと、前川プロジェクト新年会

なんだかバタバタしていてお礼が遅くなってしまいましたが、マッチ展と、カルタ展と、ジュリエット展、どれも無事終了しました。
ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

マッチ展に出品したマッチをお買い上げいただいた方、それにマッチ売りの少女人形をお買い上げいただいた方(!)、ほんとにいいんですか?って感じですがどうもありがとうございました。

きょうは、2/14に参加するアートイベントの開場下見のため、原宿のデザインフェスタ・ギャラリーさんへ。

おもに、LOVE WINTER TOKYO 2009というイベントに参加する、アーティスト同士の交流会らしいですが(わたしは本イベントには参加しませんが)、11時から17時までは無料で一般の方もおいでいただけます(17時からは¥3,800)

テーマが「大好き!」ということだそうなので(バレンタインデーだからね)、おととしミレージャさんで展示した、お気に入りのあの子を連れて行くつもりです。
もういちどあの子に会いたいと言われることがあるので。

ここ2ヶ月ほどのなんやかやで、心身ともに疲れたのでちょっと休みたいとこですが、できれば新作も出したいです。いまは小さいキャンバスに描きたい気分。。。

それから、前川プロジェクトの新年会、兼・第2回会合。
恵比寿の「コーラ」という内装は中華風だけどお料理は韓国料理のお店で。
カムジャタン鍋(豚の骨がごろごろ入って、おいしい)を食べつつ、マッコリをガンガンおかわりしつつ、雑談&打ち合わせ。

編集者、翻訳チーム、ブログチーム、評論家、と、面白そうな人がそろっているうえに、みんな頭の回転がとても速い。

前川さんがソン・ガンホ好きで、彼に小説を読んでほしいというのが発端だそうで(笑)、なにをやるかはここには書けないけど、気になる人は前川麻子さんのブログをときどきチェックしてみてください。

第2回初台現代音楽祭~現代アートとノイズの夕べ~

「第2回初台現代音楽祭~現代アートとノイズの夕べ~」(初台The DOORS)に行った。
銀座芸術研究所の森下泰輔さんと、灰野敬二さんのノイズミュージックのライブと、60年代の伝説のハプニング軍団「ゼロ次元」の復活パフォーマンス。
先日展示でご一緒させていただいた管間圭子さんのインスタレーションなどもあり。

ノイズの演奏は、ものすごい爆音が永久に続きそうな感じがしていたので、終わったときはびっくりした。よくわからないがバイオリズムがはまるといいのかも。

ハプニングのほうは、裸の人たちと、コスプレの人たちのコラボによるパフォーマンスと、総帥・加藤好弘さんによるアジテーション。どアングラ。。。
わたしなどはうかうかと遊びに行ったのだが、知らないうちに、その場に「結集」したことになってしまったようだった。

小劇場演劇とかときどき見るからそんなに違和感は感じなかったけど、パロディでやってるんじゃなく、真剣なところがすごい。
アートとは時代の流れに乗ることなんだとか、「女性崇拝」とか、よくわからない点やつっこみどころはたくさんあるが、やむにやまれずやってるんだったら、とやかく言ってもしょうがない。

いまだに学生運動の時代の空気や、西欧文明や大阪万博に対する怒りや、岡本太郎と太陽の塔に対する愛憎を、新鮮に持ちつづけているのは恐ろしいことだと思った。
何十年経とうが、ひとりの人間の中では、過去が過去にならないこともあるのだ。

60年代にハプニングをやることが、どの程度衝撃的だったか今となっては想像もつかないし、彼らの活動が一般的にどう受けとめられたかは知る由もないけれど、なんでもありの現代でさえ、たしかに裸の人間が並んでいるのはショッキングではある。

ただ、裸のパフォーマンスはどうもエログロ系で似たようなものになりがちな気がする。
それだけああいうのが好きな人が多いのかしれないが、実は裸ってすごく難しいのでは。
若手のダンサーとかでも白塗り系の人っていまだにいるし、いつの時代も、ハダカになってステージで踊りたがる人って、一定の数いるみたいだ。(そういう人って単純に身体に自信があるんだろうなと思うんだけど。実際きれいだし)

そういえば昔、前川さんと二人芝居をした元ハイレグジーザスの山田伊久磨さんが、舞台で裸になってるときは頭の中がすごくクリアになると言っていたなあ。

今日の舞台に乗ってた人全員が大阪万博に反対しているとはとても思えない。
もちろんはっきり意志を持って参加する人もいるのだろうけど、人数が増えていくと、コスプレしたり脱いだりして集まって何かしたい、でも何をしていいかわからない人が、強い怒りやその他の感情を持った人の周りに結集してしまうような気がして怖い。

それにしても、そもそもハプニングというアート的な発想と、政治思想って、本質的には全く別のことだと思うんだけどな。

しかしわたしの絵もときどきガロ系っぽいとか言われるしなあ、こういう場に出くわすってことは、なんか一脈通じるとこあるんだろうか…。

津軽海峡・冬景色

今日はぐっすり眠れたので、朝からホテル近辺を散歩。
なぜか猿山がある熱帯植物園(猿はきもちよさそうに温泉につかっている)と、その近くの海岸。

対岸には下北半島が見える。空気が澄んで海がキラキラ。(注・写真奥に写っているのは函館山です)今回は天気に恵まれて、今朝はこの冬一番の冷え込みだったそうだが、雪は少なく、湿気があるので、東京の寒さと違ってなんとなくさわやかな感じさえする。

それから病院に行って、叔母の様子を見てから、お土産を買って、また空港へ。
さらに空港の売店で、例の花畑牧場の生キャラメルを買う(並ばなくても買えた)。たしかにおいしいけど花畑牧場は十勝だし、六花亭は帯広だし、白い恋人は札幌だし、わたしは函館土産といったらやっぱりトラピストクッキーだと思う!

今年は函館開港から150周年なんだそうな。
母は、100周年のときに三波春夫が歌ったテーマ曲を今もおぼえていると言っていた。

函館は、山もあるし、海もあるし、温泉もあるし、空港もあるし、テレビ局も、新聞社も、野球場も、競馬も、競輪も、自衛隊駐屯地も、学校も、病院も、歴史も、観光名所も、市電も、夜景も、朝市も、おいしいものもたくさんあって、デパートでもだいたい有名なブランドはおさえているし、いろんなものがこぢんまりとまとまっている、不思議な街だと思う。

他の人と違ったことをやってやろうという野望をもたなければ、概ねいいところ。
マンションなら雪かきもいらないし、隠居するには最適なのかも。

隠居にも本人の気持ちの持ちようによって、いい隠居と悪い隠居があると思う。
父は定年後には、もしかしたら函館に戻りたいのかも知れないけど、戻るなら、なにかここでしかできないことをやるつもりで、明確な目的を持って強気で戻ってほしいものだと思う。
そうじゃないと、いくらでも内へ内へとひきこもれてしまいそうな、妙な引力のある街だ。

帰りも何事もなく、無事に羽田に到着した(JALに乗ったのは初めて)。
今度は初夏に行きたいな。山手の方とか、とことこ散歩してみたい。
はやく北海道新幹線が開通するといいなあ。。。

北の宿から

ところで函館は温泉地でもあるのだ。泊まったのはもちろん温泉宿(湯の川温泉)。
温泉に入ってちょっと寝てから、終わらずに持ってきてしまった仕事をやっつけた。
やだなあ、文豪みたいじゃん。…しかしノートパソコンがあって助かった。フロントに頼み込んでプリンタを使わせてもらい、確認してから無事送信。
「怪異伝説ダレカラキイタ?」の4巻め、「恐怖の教室」の見返しの絵なのだが、これでここのところずっとかかりきりになってた仕事が片付いて、ほっと一息。

病院に行くと、何日間かICUにいる予定だった叔母が、もう一般病室に移っていた。
かなり順調に回復しているようで、本当に良かった。

親戚みんなと「函太郎」で昼食。回るお寿司なんだけど、すっっっごく美味しかった。
伯父の経営しているレトロな遊園地には日本最古の観覧車があるのだが、その観覧車にまつわる話を聞いたりできて楽しかった。

それから、いとこと一緒にロープウェーで函館山にのぼった。観光もオフシーズンだし、こんな時期にのぼるなんて変らしいのだが。遠くまで見えていた景色が、あっというまに灰色の吹雪にのみこまれたり、しばらくしたらまたくっきりと見えてきたり、ずっと見ていて飽きなかった。

雪のためか家々のつくりがシンプルなうえに、色彩感覚がカラフルで、それがぎっちり密集していて、マッチ箱みたいでいちいち可愛らしいのだ。

それにしても、道ゆく人がみんな両親と同じ言葉を話しているのが面白い。(両親は函館をはなれてもう40年近くになるけど、いまだに函館弁が抜けない。)

わたしはラバーダックのスノーブーツ(←パリス・ヒルトンも愛用…笑)をはいて歩いた。非常に暖かいし滑りにくくて快適だったのだが、歩き方が変だと笑われた。

タクシーがひまそうにたくさん流していて、長距離の移動にはタクシーを使った。運転手さんがみんな話好きで、教えたがりで、それも面白かったけど、帰りは市電に乗った。函館に来たら市電には乗らなきゃね。

夜はお部屋にマッサージさんに来てもらって少しリラックスできた。

函館の女

はるばるきたぜ函館~(←お約束)
いやあ、去年の紅白のサブちゃん、良かったよね!
…じゃなくて、今日は、母と、両親の故郷・函館にやってきた。

叔母の手術のお見舞いのため。

わたしは函館に来るのはもう10年ぶりくらい。
ほんとはわたしが母を元気づけなきゃならない立場なのだが、なにしろ飛行機恐怖症なので、離陸・着陸時には母に手を握ってもらっていた。
でも、天気もよく、揺れることもなく、定時に無事着いた。(携帯を座席に置き忘れて空港で呼び出しくらったりしたけどね、、、)

手術の前に叔母と話すことができ、集まっていた親戚たちとも久々に再会できた。

叔母が手術室に入った後、いとこと一緒に病院の近所にある五稜郭タワーを見学。
地元の人はこういうところには行かないし、わたしも行ったことがなかった。

でも、展望台にあがるエレベーターのドアが開いた瞬間、目の前に、真っ白な雪の結晶みたいな五稜郭がぱあっと広がって、感動してしまった。
このタワーは最近建て替えられたものらしいのだけど、旧タワーは、函館の観光事業に燃えていた祖父の夢だったのだそうで、そういう意味でも、今回見に行けたのはとても良かった。
土方歳三押しのグッズが山盛りで、Tシャツを買おうか軽く迷ったけどやめた。

叔母の手術は無事終わり、ICUで面会したときもしっかりした様子で安心した。
母はずっと付き添うつもりだったようだが、ICUでは無理なので、ホテルに泊まった。

ホームランバッター?

無意識のうちにずっと歯を食いしばって仕事してたらしく、アゴが痛くなってしまった。

焼きそば食べようとしたら、うまく咀嚼できないし。
固焼きそばじゃなくて、ふつうのやきそばなのに。。。

サンラータン

このごろはよくサンラータンを作る。
あり合わせの材料でぱぱっとできるし、体があったまるし、野菜をたっぷり食べられるし、春雨入れれば腹もちもいいし。

食べる直前にお酢をどぼどぼ入れるので、ちょっといいお酢を買ってみたら、すごくマイルドな香りで幸せ気分。

すごい発見

あくびしてる人を見かけたときに、なぜか、つられてあくびしてしまうことは誰でもあると思うのだけど、

あくびしてる人の絵を描いてると、あくびがでるよ!

さっきからあくびしまくりだもん!
こんなにデフォルメした画風なのになあー。

絵描きの人はぜひ試してみて!面白いよ!

無駄遣いのススメ

東京でオリンピック、やればいいなと思う。北京でできて東京でできないってことはないのでは。

オリンピックっていうといつもいつもあれだけ大騒ぎするくせに、自分ちではお金使いたくないからやりたくないって、すごくずるい考えだ。
日本でやれないくらいならオリンピックなんか全部ボイコットしちゃえばいい。

だいたい、スポーツって無駄遣いなのかなあ?
スポーツが無駄だというのなら、美術だって同じくらい無駄だ。

でも、スポーツや美術が人間にとって必要であるということは歴史が証明している。
アスリートや絵描きだけじゃなく、ただ見るだけの人にとっても必要なものだから、ずっと昔から存在しているのだと思う(形はいろいろ変遷してきただろうけど)。

たぶんお祭りがないと人間は生きていけない。
お祭りっていうのは、祈ったり、感動したり、心をぶつけることだと思う。
戦争だって一種の祭りみたいな側面があるように思うし、オリンピックみたいにド派手に「平和の祭典!」ってアピールするのも、やっぱりそれだけの必要性があってそうなってるんじゃないのかな。

無駄なものに使うためにこそ、お金は稼ぐものなのではなかろうか。

戦争とくらべたらオリンピックのほうがずっといいのは明白。
オリンピックやって損するとか得するとかそんなことわからないけど、ただ、お金はここぞというとこでどーんと使わないと、回っていかないものだと思う。

こんなとこでけちけちしてるようじゃあこの国の先行きが思いやられるぜ!

Tonight is ART BIRTHDAY

厳寒の候、支払調書もちらほらと舞い込む今日このごろ。
ここ2、3日は電話にもでられないほど追いつめられてました。なんかもう言い訳も思いつかなくて、、、ごめんなさいっ。

そんなわけでマッチ展もカルタ展も、オープニングはおろかまだ顔出しもできてないのだが、今日は「ジュリエット&ジュリエット」展のレセプションにむりやり出席。
ワイン飲むとそのあと仕事できなくなっちゃうんだけどね。。。

いきなり作品についてスピーチするはめになったりしてたいへん恥ずかしかったが、今回のディレクター・森下泰輔さんたちのノイズミュージックのライブがあったり、お客様の中国系カナダ人の方が本格的な中国茶を淹れてくださったり(すごい強烈な香り)、他の作家さんたちやお客様がたとわりと突っ込んだ話もできてなかなか楽しい会だった。

で、偶然なのかなんなのか、1/17はアートバースディなんですって。
なんだかよくわからないけど、極東からハッピーバースディ。。。

しかし、絵を売るにはやっぱり英語ができなきゃだめらしいよ~。

ジュリエット&ジュリエット展、はじまり

今日から、銀座芸術研究所で、「ジュリエット&ジュリエット」展、はじまりました。
昨日搬入に行ってきたのですが、わたし以外の方たちはアーティストなので、「ジュリエット…」という題名は無視(?)して好きなもの描いてるみたい。
言葉を無視したほうが世界照準になるのかもしれないけど、わたしはイラストレーターなので、言葉はできるだけ大切にしたい。絵を見る側の人は、たいてい言葉からは離れられないものだと思うし。

なのでジュリエットっぽい人物を描きました。ちょっと古典的な感じです。でもジュリエットっていうのはあくまで表面上のモチーフで、本質的にはモチーフなんてなんでもいいのだと思う。
そこの部分で言葉を超えられたら理想的なのだけどね~。

『ジュリエット&ジュリエット』(銀座、銀座芸術研究所)
1月13日(火)~24日(土)15:00~20:00(日曜休廊、最終日18:00まで)
フガワタカシ/本田千昭/山田裕子/河野さおり/菅間圭子/桜井貴/池上夏生/中土井律子/みさ子/FICE/須永つぐみ/岩清水さやか

今回はM60号(130.3×80.3cm)の包み張りキャンバスにアクリルガッシュで、地塗り入れて三日で描きました。つかれた。。。
いつも、つぎは前のよりもっといい絵が描けるんじゃないかと思って、意気込んで新作を出展するんだけど、結局やっつけ仕事になってしまう。そうすると完成度はともかく、人物の表情に、現在進行形の感情がダイレクトに出て、家に帰ってふと鏡を見たらまったく同じ目つきをしていた。
これにはわれながらちょっとあきれた。こわ~…。
パソコンの絵ならたぶん隠せてると思うんだけどなあ。。。
しかし、うーん、やっぱり、わたしはキャンバスより紙のほうが、絵の具の染み込み具合とか、好みに合ってる気はする。

で、今回はギャラリーの方と相談して、絵に値段をつけました。まず売ってみないと見えてこないことがたぶんあるはず。
28万円也。まあこんなもんかな。。。

アートバブルがクラッシュして、絵もだいぶ値崩れしているそうで、今はギャラリーも様子見をしているようです。買ってくれとはいいませんので、ぜひ遊びにおいでください。

だめなものはだめ

なんだかこう、自分の前向きさかげんというか、なんでもかんでも自分の都合の良いように解釈してしまうのにはほんとにあきれてしまう。
ちょっとくらい落ち込んでも、すぐ落ち込んだこと自体を忘れて、自信満々に戻ってしまうのだ。根拠もないのに。
あきらめがものすごく悪いともいえる。
いままでずっとそうだったし、それはわたしの取り柄でもあって、うまくいっているときはそれでいいんだけど、

でもだめなものはだめなんだよな。。。